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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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まろたの悪い癖がでましたー。
萌えたらパロしたくなるっていう、ね!^q^

今回はめだ箱のぱろですー。
めだかちゃん=ティメ、善吉=スク、球磨川=クロウの妄想。
なんとなくティメとクロウの根本が似てるとおもしろいよねというまろたの滾りが反映されています。

でも、まあ、まろたクオリティなんで、結局パロしきれてないですwwww
というか単行本がないので、正確にどういう場面か思いだせないともいうww
ま、もとから好きなようにしか書けないんで。
もとネタは知らなくても全然大丈夫だと思いますー。
むしろ知ってる人には何してんじゃ!レベルかもwwすみませんorz






俺は、物心ついたときから、なんでもできた。
俺を生んですぐ、母は死んだという。まるで俺を生むためだけに存在したかのように。
俺は世界を牛耳る大企業に引き取られた。
次期後継者として、英才教育を受けた。
環境そのものが、まるで俺を完成品とするために存在しているようだった。
ある家庭教師は1日で俺の先生であることに音を上げた。
1日で俺はソイツが知っているすべてのことを理解し、そして超えたのだ。
後からその人が、世界でも屈指の偉い学者であることを知った。
彼は学者であることを諦めた。俺に知識を与えるだけ与えて、消えてしまったのだ。

まるで、すべてがすべて、俺を完成させるためだけに在るようだった。
じゃあ、俺は何のために、存在している?

『人なんて無意味でしかない』

世界には俺と似たような子どもが居た。
そういう子どもを中心に診察する機関があった。
俺はそこに連れて行かれた。

そこで出会った少年はいう。

『人は無意味に生まれ、無意味に死んでいく。考えるだけ、無駄だ』

少年の言葉は嫌というほど、己の心に響いてしまった。
人の存在など無意味なのだと。
そう考えれば、何も考えずに済む気がした。

誰もがナンデモデキル己を崇拝する。
でもどこかで己を畏怖していることもわかっていた。
むしろ疎ましく思っている人すらいるだろう。

ナンデモデキルヤツがいる。
それは、あることを頑張っている人に対し、その存在意義を奪いかねないことだった。
そんな俺は、存在するだけ…無駄なのではないか、と。

それが答えで良い気がした。
そうわかれば、診察のための待ち時間がうっとおしく、さっさとこんな無意味なこと終わればいいのにと、思っていた。


……かちゃ、かちゃ

ぼんやり、一人ベンチで待つ。
そんなとき、人より優れた耳に聞こえたのは、小さな金属音。
なんとなくその音のもとをたどれば…おもちゃが散らばった部屋が視界に映った。


今思えば、そこは託児室だったのだろう。
その機関に勤める職員の子どもを預かる部屋。
俺らのような“異常者”ではない、ごくごく普通の子どもがのんびり遊ぶ…


「お前、何してるんだ?」

金属音を立てていたのは、一人の子どもだった。
フードをかぶってて顔はよく見えないが、背格好的に俺とあまり変わらない年頃だろう。

「これが、うまくはずれないんだ」

その手元覗き込めば、知恵の輪があって。
ああ、こんなものに苦労しているのかと思った。

「なんだ。こんなの…ほら解けたぞ」

さっととりあげ、ものの一瞬であっさり分解してみせる。
それはいっそ癖のようなものだった。
でもやってしまって、思う。
ああ、またやってしまった、と。

「わー!きみ、すごいね。ぼく、いっぱいじかんかけても…むりだったのに」

俺は今この子が一生懸命…様子からみて少なくとも数十分はとりくんでいたであろう玩具を一瞬で使い物にならなくした。
他の子どもたちはそんな俺をみて、最初はすごいといってくれるが…次第に距離をとるようになる。
わかってた。わかってるつもりだった。

「いや…べつに」

どうせこの子も離れていく。
すぐに、俺のことを疎ましく想い、離れていく。
そんな諦めとも、悲しみとも言えない気持が膨れていく。

『人なんて無意味だ』
「えー、そんなことない!すごいよ!」

言葉が、重なる。
それをどこか遠くで聞いてる己。

『無意味でしかない存在だ』
「だって、」

ぱさり、外れる、フード。
そこにあるのは、まるで――蕾が綻ぶような、満面の笑み。

「いま、ぼくはこれがはずれたのみれてうれしいもの。きみは、ぼくを、しあわせにしてくれたんだよ」
「おれ、が…?」

どこまでもまっすぐに。
ただ、嬉しいという気持ちだけを向けてくれる少年。
その少年はどこか己にそっくりで、でもまったく違っていた。

「うん。きみは――」

ぎゅっと手を握られる。
そこから伝わる体温。

「きっとひとを、しあわせにするために、うまれてきたんだね!」

ふわり。
ぬくもりが、全身に広がった。
とくとく、響く心音を…初めて心地よいと思った。


そう、あの瞬間俺は俺の存在意味を見つけた。


スク…俺はお前と出会えて俺になれたんだよ。
普通で普通のお前はそんな昔のこと、覚えていないかもしれない。
だけど、俺は――お前のあの一言があって、人に意味を見出した。


だから、だから――



「お前が消えることは俺の世界の消失になるってことだけは覚えておいてくれよ」
「なにさ、突然…変なティメ」

あ、変なのはもとからか。
そう笑う君が、愛しくて。愛しくてたまらないから、俺は世界を愛しく思うんだ。





~~~
おーっと、今週号での妄想をする予定が、まったく別のとこで妄想したあげく、オチがまったく違うところについたぜ^q^q^
えーと、とりあえず。
めだかちゃんとティメはいろいろ被るとこが多いと思います!以上!

球磨川クロウは難しすぎて断念^q^q^rz
でもめだかちゃんと球磨川が似てるってところがよく本編でも指摘されることを考えると、すごく悶えたんだwwww
また他のとこでも、いろいろパロはしていきたいなー。
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