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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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下の「飲まなくていい。苦手なんだろ」の続きになりますー。
ちょっとあだるてぃといえなくもないので、苦手な方はユーターンでお願いします^q^q^








別に完全に酔ってたわけじゃ、なかった。
確かに、ふわりふわり、足が地面についてないような感覚に、なるようになればいいと思わなかったわけじゃ、ないけども。
正直、自分が何を言い、何をしたのか正確には覚えていないわけだけど。

お前だって、知ればいい。
それだけを、考えていた。

「てぃめ……?」

焼酎を一気飲みさせられた片割れが、テーブルに顔面から崩れ落ちたとき、すっと自分の中の酔いが醒めたのがわかった。
アルが呆れたように小さくため息をついたのがわかったが、どうしていいのか僕はわからない。
完全に固まってしまった僕。その腕を外し、ぽんと一度だけ背中を叩いてくれたアル。
押されるままに、ふらつく足を叱責して、這い寄るように…沈む片割れに近づく。
己の醜い意地がもたらしたのは何だったのか。
後悔しても遅いかもしれない。ただ、元気に叫んで欲しくて、恐る恐る肩に手を置いた。
途端、ぐいっと腕をひかれ、天地はいれかわった。

「いっ、あっ、―――ンンッ!?」

噛みつくようなキス。
歯がぶつかって、痛い。
ティメに押し倒されたのだと気付いたときには、舌が遠慮なく暴れまわって、呼吸を奪われた。
熱い。焼けるように熱い。
息ができない。苦しい。痺れるほど強く吸われた舌がひりひり、する。
かと思えば、かりっと軽く噛まれて、広がる鉄の味。
咄嗟に、逃れようと体を上にずらそうとするけど、がっちり押さえられて動くこともままならない。
そのまま急所に膝で力を加えられ、全身が跳ねた。
びりっと破れる、音が遠くで聞こえた。入り込んでくる燃えるように熱い手。
やだやだやだと首を振ることすら叶わず、ただ、雫が流れる。

それでも、目は閉じたく、なかった。
真っ赤に燃える、赤い瞳。
何もかもを焼き尽くすかのごとく、鮮やかなその色を…僕は何よりも嬉しく思う。

もっと、もっと――我を忘れて。
僕だけを、求めて見せてよ。

そんなこと、いえるはずもないけど。
今ならいえる、気がした。
だけど、言葉を発そうにも、呼吸すらできない状態で――ああ、意識が……遠のいて、いく。


「…それぐらいにしとけ」

このままでは本気でここで致してしまいそうな本能馬鹿にとりあえず冷水をぶっかけてやる。
多少、下に敷かれている子どもにもかかるのはわかっていたが、両者ともにいい加減酔いを覚ますべきだろうから、ちょうどいいだろう。

「はっ…別にヤりたいならココでやってくれてもいいんだぜ?いい見せものだ」

くっくと笑ういい大人は、それでも鬼気迫る勢いで押し倒した子どもの変貌ぶりに今まで碌にコメントつけれなかったのだから…黙っていればよいものを。

「クロウさん、そんなにたまってるんでしたら、後で私が相手してあげますよ。でも、とりあえず子どもたちはもう寝る時間ですから。ほら、ティメ。貴方も見せたいわけじゃ、ないんでしょう?」

冷水を被った二もかかわらず、コチラを見ようともせず、荒い息を零しながら、世界は二人だけ状態を作る二人に、やれやれと小さくため息をつかずにはいられない。
どっちも、今はお互いしか見えてはいないのだろう。ある意味羨ましい性質だ。そうなりたいかといわれればNOだが。

「せめて私の部屋を貸してあげますから。二人でそこでじっくり話し合ってくださいね」

私の言葉がどこまで聞こえたかは、だいぶ怪しいが。
ティメは、人の言葉半ばで、スクを抱き上げると無言で部屋を出ていった。
あー。だいぶきてますね。というかキス一つであそこまで暴走できるのはまたアイツらしいというかなんというか。


「若いねー。二人とも……あれ?でも、アルくんも16歳だよね」

にこにこ笑う人の手には相変わらずウィスキーにバニラアイスを乗っけた不思議な飲みものがある。

「ええ。でも私はオタクでもありますから」

オタクの体内時間は普通の人とは違うのですよ。
そうにっこり微笑みかえして、また自身でセッティングした椅子に戻る。
さてはて。あっちも気にならないわけじゃないが…まあ、オチは見えてますしね。
潤滑剤がいなくなったこの場の修羅場のほうが、楽しいじゃないですか。

きっと今まで、楽しい玩具とぐらいにしか思わないように気をつけていた子どもの変貌を目の当たりした大人たち。
とってもまっすぐといえば、まっすぐな反応を間近でみて、どう思ったのでしょうねえ。

「くだらん…飲みなおすか」
「とかいいながら、ヤりたくなったんじゃないのか?アイツに煽られて…えっちな想像してる顔だぜ」
「黙れ、万年発情期。そんなにヤりたきゃ、あそこでガキが相手してくれるそうだぞ」
「おうおう、ノンパには聞こえないように小さい声でいったみたいだが、お前の口からそんなえろい言葉がきけるとはな」
「ツフルのえろい言葉ですか?」
「…いえ、それはコイツの耳がそうできてるから、そう聞こえただけです。ノンパ、飲みなおしましょう?」
「そうですね。あ、よかったらアイスのせ、いかがです。二人とも」
「…いただきます」
「なんで俺もそこにカウントされてるか知らないが…遠慮する」
「ほら、アルくんも。よかったらどうぞ」
「ありがとうございます。ですがまだ、私のグラスにも残ってますので。後ほどいただきましょう」

誰が誰にベクトルが向いているのかここまでわかりにくい三人も珍しい。
ふふと静かに笑いを零して、俺は傍らのリンゴジュースに手を伸ばした。






~~~
「えっちな想像してる顔」

オチはリンゴジュースにあり^q^q^
ノンパに聞こえないようにいった小さな言葉でも、しっかりアルは聞き取ってるよということでww
アルは観察のためだったら、最初からソフトドリンクを飲んでくれててもいいな、と。

一応今回のお酒の強さ
ミラ(日本酒一升軽く飲めるのは強いと思うwwそれで気分悪くならずにすやすや眠れるとか)≧ノンパ(アイスのっけてたらいくらでも飲める←)>ティメ>ツフル(案外下戸とかでもおいしいかもと思いつつ今回はあえてここ)≧クロウ(なんでか弱いイメージww←)>スク(弱いというより飲み慣れてないといいw)>ちょみ(飲めない^q^) で、欄外アル。
まあ、私はだいぶいい加減なんで、飯たちのお酒の強さはそのときの気分でだいぶ変わります。
なんとなくアルティメは強いイメージなんですけどね。酔わせると手に負えなさそうwwww
お酒ネタは強くても弱くても悶えるものがありますので、またいろいろ書いてみたいです。

一応このシリーズはここで終わり。やまなしいみなしですみません。おちもリンゴジュースとかすみません^q^q^
ティメスクの話し合いはもれなく裏なので、書けたら裏におとしますー。
32歳のよくわからんほのぼのは、きっとまたいつかなりちゃであるような気がしてるので、そこに期待なのです!
酔っ払いクロウとかおいしいよね!はあはあ
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