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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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企画も第7弾。
注意書きはおきみやげ①をご覧ください。

学園飯飯。カオス注意!


=After raining=








どうしてだろう、と思う。
なんで、よりによって、チョミ?
あんなの、ただのヘタレじゃん。
不器用で、なんもできないし…あのどこがカッコイイのかが俺にはわからない。

余程、俺は集中していなかったらしい。
そりゃそうだ。
俺にとっての優先順位は何をおいてもスクだ。
そのスクが、あのヘタレと一緒にいるのかと思うと…いてもたってもいられないんだよ、こっちは。

これまた金髪の男が、不服そうに鼻をならしていたのは気づいたが、んなのかまってられっか。
コイツとの関係は、なんとなく、という一言で表現するのが一番しっくりくるぐらい、正直あやふやなものだ。
俺としてはさっさと手を切って…スク一直線になりたいとこでもあったりする。
だけど、なぜかズルズルと続いてんだよな…この惰性ともいえる関係は世界七不思議にカウントしてもいいと思うぜ。

時計の針が、止まらない時間を刻み続ける。
何ラウンド目かカウントするのも億劫だったが、ようやく区切りがついたらしい金髪不良教師がサイドにある煙草に手を伸ばしたところで「俺今日は帰るわ」と一方的に告げて、立ち上がる。
やっぱり、気になる。
気になって仕方ない。

「おい」

不機嫌そうな声がきこえたが、しるかっての。
とりあえず床に散らばった制服をまといながら、告げる。

「ガキたちの分もあわせて、朝飯と弁当だけは先に作って冷蔵庫につっこんでおいてやったから。あ、ちなみに出し巻き卵いれといてやったからそれでチャラな」

短縮にもかかわらず、愛し人と帰る時間も惜しんで家事に励んでやったんだ。
最近、このセンセー、どうにも機嫌が悪いみたいだから、あんま刺激したくねえってのもあったけど。
んで、こんな機嫌悪いのか…って、そりゃそうか。
もうすぐ長期休暇。
すなわち、コイツにとっての愛し人も実家に帰ってしまう。
愛する妻と娘さんがいる家へと帰るあの先生を捕まえる術など、この男は持っていないのだろう。
そのどうしようもない、鬱憤が…なんでか俺に向いている、ただそれだけだ。

最初は似てる似てないとか、そんなことから始まったような気がするが。
最近じゃ、んなことどうでもいいのかもしれない。
といえど、きっかけがきっかけなだけに。
そのベクトルが大事な片割れに向いていないだけでもよしとすべきなのかもしれない。

でも、これとそれとは別問題。
俺には俺の事情がある。

俺は返事を聞かずに、無駄に綺麗な家から飛び出した。





~~~
ツパティメのターン。
なんか、みんなお互いにパートナー以外の思考回路は熟知してるのに、なんでかパートナーに対してだけは鈍感ですね。
傍目八目というかなんというか…笑。
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