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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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祝、二ケタ突入!
これにて、企画は終了です。
たぶん、すべての旅程を無事に終えてたら、久しぶりの家のお布団で死んだように眠ってる時間だと思います。笑


注意書きはおきみやげ①をご覧ください。
学園飯飯。カオス注意!むしろ、この回は修羅場注意!笑


=After raining=








「なにしてるのさ、ティメ…」

客人の前だというのに、その穏やかな波がゆりかごとなって、眠気を招いてからおそらくはそんなに時間は経ってない。
悪いと思いながらも、まろやかな雰囲気の中漂っていれば、その空気に突如冷気が混ざった。

刺されるような空気に、意識を覚醒させれば、久しぶりに日づけが変わる前に帰ってきていたのであろう片割れが客人を殴ろうとしているところだった。


「なにって…スク、だって、チョミが」
「チョミさんが何したっていうのさ」

寝起きということもあるのか。
いや、それ以上に…なんともいえず苦いものが口の中いっぱいに広がっていて。
…ねえ、ティメ。
どうして、そんなに制服しわくちゃなのさ。
そんな文句はかろうじて口の中にとどまって…余計苦さばかりが強くなる。

「チョミさんは…我儘な僕の相手してくれてたんだ」
「っ、な、す、スクっ、なんで、よりによって…!」
「…勉強教えてもらうのも僕はダメなわけ?」

帰ってきてほしいってずっと思ってた。
でも、こんな形だなんて…最悪だ。

「ティメなんか…」

違う、ティメは急いで帰ってきてくれただけだ。
今日はチョミさんと一緒に晩ご飯食べるっていってたから…だからこそ、帰ってきてくれた。
そのことに、喜んでいる自分が、いる。
わかってる。
だけど、それでも。
頭の中、ぐちゃぐちゃして気持ち悪いよ。


「ティメなんかより、よっぽどチョミさんのが好きだ」

ごめんなさい。
また、よぎるのは謝罪。
それは、チョミさんに対して?ミラ兄に対して?
少なくとも、この片割れに対してでは、ない。


「スク…」

声をかけてくれたのは、腕の中の憧れの兄。
片割れは目の前で言葉を発せなくなっているようだった、から。
勝手に名前、あげられたのに…気遣うように優しい声に、また泣きそうになる。
でもここで泣いちゃ、ダメだ。

「んだよ、それ……」

ぎゅっと唇を噛んで、睨みつけていれば…ゆらり動く気配。


ひとまたたき、世界は反転した。
けたたましい音をたて、腕の中のぬくもりはとりあげられた。
あっと思う間もなく、押しつけられる、冷たいテーブルの感触。

視界に広がるのは、今にも泣きそうな、片割れの顔。


「…スクは、俺のもんだ」

ものって、何さ。
そういってやりたいのに、いえない。

力強く掴まれた肩が悲鳴をあげる。
スルリと遠慮なく入り込んでくる、手。
ざわっと鳥肌がたつ。
嫌だ、いやだいやだいやだいやだ。


「…や、めっ」

匂いが、する。
大人のコロン。
ねえ、僕はその匂いを、知っている。


~~~
7日の段階では、ここまでしか書ききれなかった…自分でもすごいとこでぶった切ってる自覚はある。←

修羅場悪化。
連載ではいっつも、ティメに暴走させてる気がしてきた^q^
一番おさえがきかないのがティメだと思ってるから余計にね。
王宮ぐらいかなー、暴走してないの。
いや、王宮は違う意味で暴走してたからなあ。

…自分がいないときに、この話が次々とオープンしてたと思うといろいろどきどきだね!!←
早く帰ってきて続き書きたいなー、思いつつ。
この記事かいてるリアルタイムでは、まだいってすらいないんだよなあ。

続きものんびり連載していけたらなー、思ってます。
ここまでおつきあいくださり、ありがとうございました!!
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