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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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企画も第6弾。
注意書きはおきみやげ①をご覧ください。

学園飯飯。カオス注意!


=After raining=








チョミさんは、とても優しかった。

再会してすぐのときは…金髪が眩しいって思った。
あと、すごく静かな人だなあ、って。
ミラ兄と話すときも、基本ミラ兄がしゃべり続けて、それに静かな相打ちをうっているというイメージが強い人だった。

だけど、その目がすごく優しくて。
だから、きっとミラ兄のこと大好きで、大切にしてくれてるんだろうな、って思った。
少しの憧れが、そこに芽生えたんだと思う。

それは、部活でかっこいい先輩に抱くような…そう、いうなれば「そうなりたい」っていう一人の男としての姿だった。
そう弟に告げれば、心底嫌そうに「あのどこがかっこいいんだよー、ただのヘタレじゃん」とかいっていたけど。

確かに、チョミさんは…その、ミラ兄に対して押しが弱いというか。
いわゆる「良い人」どまりで終わりそうだなー、なんて失礼ながら思ったりしないでもない。
でもさ、それでも、大切な人だからこそ、強引になれないっていうその姿に、僕はそれなりに感銘を受けたんだけどなあ。

ようやく打ちとけるようになってからは、思ったよりも感情表現豊かであることに気付いた。
弟…ティメは、なんでかチョミさんへの風当たりがひどい。
うーん、大事な兄貴であるミラ兄を恋い慕ってるのがわかってるからなのかもしれないけど。
ティメとじゃれあうときのチョミさんは、それはもう…なんていうのか、こういじられやすい近所のおにいさんというか。
子どもたちに懐かれるんだけど、おんぶと抱っこと肩車を同時にせがまれている様子を目の当たりにするというか。
無茶な要求してくるやんちゃ坊主に手を焼いているというか。
そういう雰囲気、僕は嫌いじゃない。

ミラ兄を通して、僕やティメの面倒も見てくれているチョミさん。
家族ではないけど、その距離感はとても心地よい。

「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした」

かたづけぐらいは手伝うよ、とひょいっと僕のおさらまで持って行ってくれるもうひとりのおにいさん。
久しぶりに、楽しい食事だったように、思う。
やっぱり、一人よりは二人。
それが気の置けない人ならば、なおさら。

少しだけ、ちくり、胸が痛かったけど…その理由なんて考えたくもなかった。




かたづけもひと段落し、そのお礼もこめてお茶を出せば、「そういえば、高校の宿題とかないのか?」と不思議そうに尋ねるチョミさん。
うっ、忘れてたわけじゃないんだけどなー。
さすがに、お客様の前で自分の課題とかやるわけにもいかないだろうって思ってたんだけど。

「俺でよかったら、勉強みるし」
「え…」
「といっても、俺、得意と苦手はっきりしてるから」

「数学だけはきいてくれるなよ?」と笑うチョミさんは…こうみえて理科科目には滅法強いという。
数学と理科って大分似通うと僕は思うんだけど…かくいう僕は物理にひたすら苦手意識をもっていたりする。
僕は文系人間らしく、暗記は頑張れるんだけどなあ。
理系科目は…わからないところだけ、ティメに訊くようにしてた。

でも、ここしばらくはティメと家ではまともに顔あわせられてなくて…ううん、ティメにはティメの時間がある。
だから、ここでこんなこと考えても仕方ない。

「よろしくお願いします…!」

僕は喜んでチョミさんのお言葉に甘えることにした。





~~~
ちょみスクが楽しすぎる件^q^
お互い、誰が一番好きなのかわかってて、だからこそ逆に安心して一緒にいられる感じ。
ちょっとツパティメとも近しいけど、ほのぼのと殺伐というまったく反対になる不思議。笑


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