こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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あとから確認するのが楽しみなような、怖いような…笑
注意書きはおきみやげ①をご覧ください。
学園飯飯。カオス注意!
=After raining=
注意書きはおきみやげ①をご覧ください。
学園飯飯。カオス注意!
=After raining=
③
他愛のない話をしながら、お茶をすする。
案内されたのは、リビングのソファー。
小さなテーブルをはさんで、昔話に花を咲かす。
仕事の話は…まだ極秘事項であることが多く、そこまでできないこともあり。
話の中心は、自ずと俺らの共通の話題にもなるミラと、もう一人の弟、ティメの話になっていく。
ミラやスクは、俺にとって幼馴染の分類にあてはまる。
といっても、ミラたちは両親が亡くなったこともあって…一時期遠い地へ引っ越してしまっていたけども。
まさかこうして、またお隣さんをやっていけるなんて思ってもなくて…引っ越しの挨拶にきてくれたときは男泣きをしたぐらいだ。
あー、ただ離れ離れになったのが、あまりにも小さかったこともあり、双子の弟ズは俺のことはほとんど覚えてなかったみたいで「この人だれ?」とか感動の再会の場面でいってくれたけどな。
え、ミラ?いや、うん。ちゃんと、あとで思い出してくれたからいいんだ。
俺は過去には拘らないたちだからな。
別に、あの男泣きは悲しさに暮れてたわけじゃないからな。
…それにしても、7つ離れた弟くんたちは、それはもう大きくなっちまったよなあ。
「あのころはまだちっちゃくて、可愛かったのになあ」
「それ、僕たちがいくつのころの話してるんですか?」
さすがに16歳の高校生男子に可愛いは適応されませんよー。
そうくすくす笑う青年は…まだ可愛げが残されてる方だ。
時折、ぐさっとくる言葉をくれることもあるが、アイツに比べればまだまだ許容範囲だ。
「ま、ティメのヤツは小さい頃から何かとやらかしてくれたけどな」
もう一人の弟くん、ティメはどうやら俺をからかうのが趣味らしい。
前、堂々と公言しやがったからな。
なぜここまで人をコケにするんだといってやれば、「おもしろいから」の一言でぶった切りやがったからな、アイツ。
俺がお前に何をした。
「アイツ、バナナの皮でずっ転んだ俺みて、『ちょみっておもしろいねー』とか笑いやがって…そもそもアイツがしかけたっていうじゃないか。こんなの4歳の子どもがすることか、いうことか!」
「…あー、そういえば」
「スク?目が泳いでるぞ…まさか」
「えと、僕は一応止めたと…思いますよ。たぶん」
その自信のなさは、あれか。共犯か、このやろう。
目で訴えれば、「ごめんなさい」と頭をさげたので、まあ、よしとしよう。
「ほんと、ミラにいっつもくっついてたよなあ。二人とも」
「…そうですね」
ふと、今までころころ笑っていた弟くんに、影が見えた気がして…言葉をとめる。
すっと、静かになる、リビング。
「ずっとあのころが続けばよかった」
小さく呟かれた言葉は、沈黙に吸い込まれていった。
「あはは、すみません。なんか湿っぽくなりましたね」
「スク……」
ここにきて、ようやく気付く。
スクの目の下にうっすらできてる隈に。
「あまり寝れてないのか?」
「…そんなこと、ないです。ただ、ちょっとだけ寂しいな、って」
やっぱり僕、まだまだ子どもみたいですね。
兄貴と弟が帰ってくるのが遅いってだけで、寂しくなるなんて。
そう、笑って見せるが、そこにはある寂しさは隠し切れてなかった。
…あの馬鹿、何やってんだ。
「スク、泣きたいときは泣けばいい」
兄弟なんだな、って思う。
いつも我慢する、愛しい人。
両親が亡くなったというときも、ミラは泣くのを耐えた。
まるで、泣き方を知らないかのように。
それが俺には我慢ならなかった。
悲しいときは…泣きたいときは泣けばいい。
くしゃり、歪む、顔。
立ち上がり、ソファーの後ろから、そっと、抱きしめる。
「う…っく、ひ、」
『しゅくは、ぜったい、おれがしあわせにしゅる…!』
…何が幸せにする、だ。
だったら、今すぐ帰ってこい。
帰ってきて、こういうときこそ俺をぶん殴ってでも、大切な人を抱きしめろ。
~~~
ここは、一部既出かな?
この連載はこのシーンから広がってる感じです。
ちょみが男前なとこ書きたかったのかもしれないw笑
でも、ミラは抱きしめられないのがちょみですよね!←
ちょみはヘタレなんだけど、すごくよい兄貴だと思ってます。
いやすごくかっこいいのに、ヘタレでぜんぶ台無しにするのがちょみだよね!
拙宅のちょみは、ミラ以外には結構まともな反応します。
でも、ミラ前にするとあまりに好きすぎていろいろふっ飛ぶちょみ。
お前こそ、黙ってミラ抱きしめろ!っていわれるべき。笑
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