おきみやげ①

試験的投稿いってみよう☆

こんばんは、マロンです。
いや、おはようございます、ですね！

置き土産プチ（？）連載ゆるゆる始動です。
未来日記で書いてるので、自分でもいろんな意味でどきどきです。
一話あたりの分量はいつもより短めで。
帰ってきてから、何話分かをまとめながらサイトUPしたいと思ってます。

学園飯飯です。でも学園はほとんどでません。笑
ティラミス三兄弟で、ティメスクが双子で高校生、ミラはカプセルコーポで社会人しながら高校生活もエンジョイ。
ちょみはティラミスのお隣さんで、ミラの同僚。
パパンツは先生です。
久しぶりに総メンバーだせたらいいなー、思ってますが、軸になるのはスクとティメとちょみ。
気持ちの矢印は、ティメスク、ミラミラ、パパンツで固定ですが、ツパティメ、ちょみスク、ミラノンの描写があります。
両片想いですれ違いしまくります。一言でいえば、カオスです。
苦手な方はまわれ右をどうかお願いいたします。

泥沼ばっちこーい！な方は追記から始まりますので↓をオープンください。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。



＝After raining＝

①


知らないフリ、し続けれたらよかったのに、な。

事の発端はとっても些細なことだったと思う。
アイツの帰りが遅くて。
それがここ最近、連続だったから…僕も大分イライラしてたんだろう。
ちょっとしたことに、ムカっとして、怒鳴らずにはいられなくて。

「この大馬鹿ヤロウっ」

他の人だったら、我慢できたんだと思う。
現に、ミラ兄が遅くなることが続いても、寂しいとは思っても…あんなふうにキレたりはしない。
少なくとも、帰宅早々一発ぶん殴る、なんてしない。
せめて理由ぐらい、きく。

ＡＭ５時。
明け方ともいえるこの時間は、一日でもっとも冷え込む時間帯。
なるべく音を立てずに帰ってきたのであろう弟。

ほんとは、心配してた。
何か事故や事件に巻き込まれたんじゃって…ありもしないこと考えては、否定してた。
ちゃんと弟は帰りが遅くなるであろうこと、いってたし。
先に寝てろともいっていた。
だから、大丈夫ってわかってて…でも顔見た途端、いろんなこと吹っ飛んだ。
気が済むまで殴って、馬鹿、阿呆、ウスノロ、最低、思いつく限り言葉を立て並べて、ちょっと頭が冷えてからは完全無視の姿勢をとった。

最初はアイツも僕の機嫌悪いのわかってて、一生懸命謝ってた。
だけど、アイツもちょっと疲れてたんだろうな。

「…ごめん、寝る」

そういって、踵を返したティメに一言「どうして」ぐらい、訊けたらよかった。
でも…無理だった。

だって知ってる。
返ってくる答えは決まってる。
「大したことない」か「スクが心配しなくても、大丈夫だから」だ。

そんなこといわれたら、これ以上こっちだって無理には訊けないだろ。
訊いたってはぐらかすのはわかってる。
訊けば訊くほど…女々しい気持ちになってくるのはあまりにも空しい。


ティメはまだ気づいてないんだね。
おんなじ香り、するんだよ？
コロンなんてつけてないくせに。
すごく大人の、匂いがする。


お前の帰りが遅くなるのがどういうときか、いくら鈍感な僕だってわかるよ。


「ダイッキライだ…」

匂いを打ち消すように、僕は呟くことしかできない。


悔しくて、悔しくて…そんな自分が何より惨めで歯がゆかった。


～～～
ティメ→←スクについて考えてたらこうなった＾ｑ＾
スクは気になるけど、訊けない子だろうなー、って思います。
そのせいで、どんどん思考の深みにはまっていく感じで。
ティメは、スクに心配かけたくない一心で隠し続けるから、悪循環。