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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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ぱっぱらぱーん。
題名未定だった飯飯全員高校生パロ、一応タイトル決めました。れっつ雰囲気。

いろいろ詰め切る前に始めてるので、あとあと矛盾はいくらでも出てきそうだなと思うと怖いのですが、まあそれも仕方なし!と開き直ってとにかく書きすすめていくのが目標。
8日までにどこまで形にできるかなー…?





次の日。
アルと一緒に登校すれば、校門前で仁王立ちをしている馬鹿がいた。なんとなくとんでもなく面倒なことになりそうだと察した僕は、咄嗟に裏門に回ろうかと踵を返したが…遅かった。コンマ2秒で、背後から抱きつかれ…盛大に泣かれた。
いわく、『なんでアルと登校してんだよー、朝チュンってやつなのか!?そうなのか!?』

あまりにもうざかったから、とりあえず渾身の10連コンボで地面に沈めた。

「鮮やかですね」
「うーん、でもこんな技使うの久しぶりすぎて、少しキレ落ちたかも…」
「修練でしたら、今度付き合いますよ」
「ありがとう」

ぱんぱんと埃を払い、そのまま何事もなかったかのように門へと向かう。のほほんといつもと同じ笑みを浮かべてる友人は、いつのまにかちゃっかり門の内側だ。遠くで、チャイムが鳴り始めている音が聞こえる。
確か今週は遅刻撲滅週間だから、遅刻なんてついたら…裏庭の雑草刈りの刑に処されてしまう。それは避けたい。

走るか。そう足に力を込めた途端。

「…すくぅ」

がしっと足を掴まれた。

「おまっ」
「やっぱり、アルのが好きなのか?そうなのか?」

結構本気で叩きのめしたはずなのに、案外元気そうな馬鹿は、涙にぬれて、いまだそんなことをいっていた。
コイツにはきっとチャイムの音なんて聞こえてないのだろう。そして雑草の件も知らないに違いない。だがしかし、今それを説明してる時間もない。

「…アルは大事な友だちだ」

それだけいって、無理にでも足を取り返す。
が、一歩遅かった。

がらがらがら。
無情にも目の前で締まる門。
その脇にいるのは、己とほぼ同色を纏った“役員さん”。

「…遅刻だ。放課後、裏庭の雑草抜き1時間」

しっかりちゃっかり遊んでいても、仕事もこなせるのはさすがだと思いながら。
僕はため息をつくしかなかった。
たとえ、身内だからといって見逃してくれるほど落ちぶれている人ではないことはよくわかっていた、から。




~~~
ティメは「スク大好きだー!」って叫ばせておけばティメになるから書きやすいんだよね。

ツパとスクの兄弟の距離間はこれぐらいだと萌える。
お互い干渉しないけど、それなりに行動パターンはわかってるといいなとか。そういうのって、飯飯兄弟ではあまりないパターンで個人的にとっても楽しいんだZE…!
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