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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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おはよーございます。
じかんがねえ…!^q^q^

ので、とりあえず、投稿…!!アルクロです。この下のクロスクの続きになります。


さーて、今日一日。がんばるぞ^q^







ずっと絶妙なバランスで保たれていた均衡。
それはほんのわずかな…そう、たった一滴の水滴ですら瓦解してしまうほど脆いものだった。

そんなことはわかっていた。
だからこそ、私はただ見守っていた。
ギリギリのラインで、揺れているそれを見ることこそ、面白いと思っていた。

物語の傍観者はその緊張関係に直接入ることはできないかわりに、全体を見渡すという特権を与えられている存在だ。
私の周りは皆さん、あまりにも視野が狭い人ばかりですからね。
消去法の結果、たまたま、その立場に立てたというだけの、こと。
だからこそ、瓦解のカウントダウンは始まったというならば、遠慮はしない。

――さあて、どうしてくれましょうか。

「これは…どういうことです」
「見たまま推測すればいいだろう」

そういうの、得意だろう。
白煙を吐き出しながら、男は微笑む。
僅かに灯る淡い光に、惜しげもなく整った肉体が晒される。
それはもう、魅惑的な一枚画とでもいいましょうか。
状況が状況でなければ「誘ってるのですか」の一言ぐらい、いってやるものを。

小さくため息をつく。
ついでに、滅多に我が家では使われない灰皿を差し出してやる。

「家ではあまり吸わないでくださいね、それ」
「ん?お前はこの香りも好きじゃなかったか」
「私は好きですよ。でも、明日からは吸うなといっているのです」

煙草は萌えアイテムですが、なんたって不健康ですからね。キュウに受動喫煙させるつもりですか。
遠い南の地で、今頃お隣さんのお子様たちと仲良く戯れているであろう可愛い弟に一瞬思いをはせ、少し癒しをもらいつつ、現実をみる。
あの子が修学旅行にでてる今だからこそ、こんな強硬手段にでたんでしょうけども。

「…変なところで有言実行ですね。貴方は相変わらず」
「好きにしていいとお前もいっただろ」

灰皿をそこらへんに投げやりにおいたというのに、次を取り出すおとうさま。
いつからそんなヘビースモーカーになったんでしょうね。
まあ、私としてはそんなことはほんとうはどうでもいい。

いま問題なのは…ベッドに横たわるこの後先考えない子どものほうだ。
こちとら、どこかの馬鹿につきあわされて夜中の街を走り回ったというのに。
こんなところで、寝てるなど……まあその可能性を考えなかったわけじゃ、ない。
むしろ、様々な可能性が潰されれば潰されるほど、この可能性は高まっていた。
だが、それでも…私は、否定したかったのでしょうかねえ。

こちらもまた、惜しげなく白い肌を晒しているが、くるんと背中を丸めているせいで、顔はみえない。
一瞬泣いているのか、と思ったが…わずかに漏れる規則正しい寝息と、背中の動きから、気を失っているだけだと判断する。
こんな至近距離に他者がきても目を覚まさないとは。

「余程…お楽しみだったようで。まさか貴方がそこまで昔に拘る人だとは思いませんでしたよ」
「くく、相変わらずお前は勘違いしているようだな。まあ憶測するのは自由だが」

白いシーツに広がる眩い金髪は…我が家では見られない色彩だ。
閉じられた瞳もおそらくはスカイブルーなのだろう。
だがこの子は、あの子だ。
この子は気づかれてないと思っているかもしれないが、何年の付き合いだと思ってるんだ。
あの馬鹿はまだ知らないかもしれないが、私の目を欺こうなど百年早い。
そうだ。不幸なことに、この子は二つの色彩を纏うことのできる子どもだった。

「わざわざ、こっちの色彩を纏わせるように仕向けたくせに。それでもまだ認めないのですか、貴方という人は」
「ほんとにお前は妄想力が豊かな息子だよ。そうやって目の前のピースを無理やりにでも結びつけて一つの物語を作ろうとする。いっそ推理小説家にでもなったらどうだ」
「そういう貴方は精神科にはほんとに向きませんね。ここまで人の痛いところを重点的についてくるカウンセラーなど、診察されたらトラウマにでもなりそうです」

確かに、この男。
アイツの宝物を壊すことから始めようとかほざいていたが。
もともとアイツにはそこまで興味を抱いてはいないようだった。
あえていうなら、あの人のお気に入りであるところにひっかかってはいるようだったが。
確かに、あの人とアイツには私ですら入り込めない不思議な繋がりが、ある。
ああ、そうか。興味、ではなく、破壊をしたかったのか。
私としたことが…少し事態を軽く見すぎましたね。

それにしても、まさかこんなに早く実行するとは…それか最初から狙っていたのか。
あの人と同じ色彩を纏えるこの子どもを。

否、その両方か。
この子どもを壊すということは、すなわちアイツの破壊になる。


「そりゃー、いい。こういう類の心の病にはショック療法のほうが案外効くもんだからな」
「これがショック療法、とでも?」
「少なくとも、このカワイソウな子どもは助けを求めていたようだがな。すべてを忘れ去りたいと願う子どもに俺は親切にも快楽という薬を与えてやっただけさ」

アイツらが刹那の悦びでお互いを慰めているように、な。
くつくつ嗤う男は、「お前の物語にあえて応えるとしたら、『俺とこの子はどっちも独占欲にかられた哀れな被害者だ』とでも付け加えてやろうか」とのたまった。

この子にとって快楽は逃げというよりも、裏切りでしかないだろう。
裏切りによる自責は、精神の崩壊をもたらすかもしれないが。
…俺の周りにはマゾヒストしかいないのか。この子といい、アイツといい、この人といい。
そうやって自らを追い込んでどうする。

「…ほんとに趣味が悪い」
「そういうお前こそ、アイツらの応え次第ではこの子どもをもらうとかほざいてなかったか」
「私はすべてを愛してるのですよ。だからこそ、歪な土台であればぶち壊す、それだけです」
「お前こそ趣味が悪いな」
「貴方には負けますよ」
「俺自身の趣味の悪さは自負しているさ」

私の言葉に、いまだ厭らしい笑みを崩さない男。
ふと、その言葉にいいようのない痛みが混ざった気が、した。

「やはり美意識が違いますね」
「貴様の美意識など俺が考慮するとでも思ったか」
「いーえ。そんなことは欠片も思いませんでしたが……貴方、ほんと」

両方欲しいだなんて、欲張りですね。
確かにこの双子は片方が崩れれば、芋蔓式に壊れていく。
だが、下手をすれば…より、貴方の首を自ら締めることになるでしょうに。
それとも、それを、望んでいるのですか。





~~~
「両方欲しいんでしょ。欲張りだね」 Fortune Fate

ダレトク?オレトク!第三段^q^q^
アルはおもしろいけど難しいよ!^q^
メタ発言させれるのは楽しいけど難しいよ!^q^

クロウは興味のあるなしが結構はっきりしているといいなー。
アルは全部の飯が大好きだよ。中でも、アルは自ら傷ついていく飯を特にほっとけないといいよねという勝手な設定である。
ちなみに最後の台詞、貴方、ほんとドMですねって入れようと思ったんだ。だってクロウは自ら敵を作りすぎである。でもそんなクロウが好きだ^q^

クロウVSティメを書きたい。
超ポジティブナルティメットティメだったら、なんとなくどっちが勝つかわかんないと思うんだ。ぶっちゃけ同じ土俵にはのらない二人だから、ある意味言葉のドッジボールで終わりそう。絶対お互いの価値観は相いれないというか…アルとクロウの会話に近しいものになりそう、というか。
アルティメってまったく違うようで、自分の筋を通し抜くとこは近いと思うんですよね。

まあ、今回はちょっと状況違うんで、だいぶ変わるんじゃないかな。
というか今回のティメとツフルを書けるのか若干不安wwなるべくなりちゃでの二人を思い出して書きたいけど、私が書く以上ギャグにしかならない^q^q^

ティメ「おー、れー、はーっ!ツフルに好きっていうぐらいなら死を選ぶ!どんっ☆」
ツフル「なら、死ね」

…こんな二人がきたら一瞬でお題崩壊するぜ☆^q^q^
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