こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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お題を考えるのが楽しすぎていけません^q^q^
そしてティメスク単発のつもりだったのに、だいぶ連作と繋がってしまいました。
時間軸的には、この連作のちょっと前、かな。
すこしリレー小説「逢魔が時」と繋がってます。
というか人物設定もこっちに持ってきた方がいいかもなー。
それか、あともう少したまったらサイトにもUP場作った方がいいかな。
いろいろ試行錯誤していきますー。
ず
時折、すごくこわく、なる…。
「……スク、ほんとにだいじょうぶ、なのか?」
うまくいえない。衝動、ともいえるのか。
気付いたときには、片割れにしがみついて、いた。
夕暮れの教室。
いつ、誰が来るのかすら、わからないのに。
ただ、僕は、縋りつくことしかできない。
いつしか、僕はひとり、だった。
ううん、クラスメイトだって、友だちだって良いヤツはいっぱいで。
すごく、毎日は楽しいよ。
今日も、カラオケに誘ってくれた友人たち。
きっと、僕が最近少し落ち込んでるの、察してくれたのだと思う。
だけど僕は、カラオケは苦手だから、と断った。
ほんとはただ、ココに居たかっただけ、だけど。
ココに居れば、“迎え”がくるのが日常、だった。
決して同じクラスにはなれない、アイツ。
でも、授業が終われば、弾丸のように教室飛び出して、「スク、いっしょ、かえろー」っていってくれるアイツが居てくれた。
それはもう、遠い昔話になってしまったけども。
いつから――いつから、それが日常じゃなくなったのか。
いつから、こんなにも自分は女々しく…弱くなったのか。
気を紛らわすように、課題を解く。
別に家でもできることだ。だけど、僕はココにいる。
誰も来やしないってわかってて。それでも、僕はココにいる。
放課後の喧騒に溶け込んでいた、文字を書き込む音。
ひとり、ふたり、クラスメイトが減っていくにつれ、反比例するように耳につく。
遠くでは、グランドを駆け巡る掛け声が響いている。
噛みあわないそれらの音楽を聞きながら、ただ待つしかできない自分を意識すれば――ざわざわと体中を這いまわる、何か。
ここにいれば、何かが思い出させそうで、だが、思い出せない。
この感覚は、思いだしたらいけない、何かだ。
僕には、そう思わせる何かが、頭の奥で警鐘が鳴ることが、とても多かった。
咄嗟に、ぐっと胸を抑える。
発作、とでもいうのか。
ひとりのとき、それは時折起こった。
くるしくて、いきができなくて、ちっそくしそうだ。
そう感じたとき、やってくる、発作。
普通発作がおきるから、そういう症状がでるはず、なのに。
ああ、ぼくは…なんて歪な存在なのかな。何もかもがおかしくて、滑稽だ。
――助けてほしいとお前が望むのならば、いつでも来ればいい
ふとした瞬間に蘇る、声。
でも靄かかったそれは、明確な像を結ぶことはなく、ただふわふわと浮いているのみ、だ。
呼吸困難に陥る頭の隅で、ぼんやり浮かぶ限界、という言葉。
ああ。最近その発作の間隔がとても速くなっていたように思う。
――おい、スクっ、気分悪いのか!?
意識が遠のきかけた瞬間、抱きとめられる感覚。
それは、とても馴染んだものだった。
「だいじょうぶ…ごめん。ちょっと寝不足なんだ――貧血で立ちくらみ覚えただけだから」
ゆっくり、体を離す。
事実、発作は、おさまっていた。
「寝不足って…寝不足と貧血ってなんか関連あるのかよ。てか、ほんとにただの立ちくらみなのかよ」
「――もとから僕はどっちかっていうと、低血圧だろ。こないだの診断でも、もっと鉄分とれっていわれたし。それよりも…ティメ、どうしたの?こんなとこに」
「今日は俺、バイトもねえし。もしスクがまだ学校にいたら一緒に帰ろうって思って…もう帰っちまってるだろうなって思ったけど、やっぱ教室見るだけ、見ようかなって……そしたらお前、蹲ってるから――ほんとに大丈夫なのか」
「…そっか」
…まだ、だいじょうぶ。
そんな声が聞こえた気がした。
「…ティメが傍にいればだいじょうぶ、だから」
ティメは来てくれた。
だから、まだ、だいじょうぶ。
「スク……」
「だーかーらー、たまにはティメがばんごはん、作れってこと…貧血に効くメニューで。おまえ、そういうの得意、だろ?」
ほら、ぼくは、まだ笑えてる。
わらえるあいだは、大丈夫だよ。
「…だよな」
一瞬、過る、影。
でも、それでも、ティメも笑ってくれる、から。
だいじょうぶ。
「料理ぐらいしか取り柄、ないんだから。バイトもいいけど、たまにはおにいちゃんを労っても罰はあたんないよ」
「おう。任せろ――でも、せっかくなら…スクのこと、ずっと抱いてたかったんだけど……それも労い、だろ?」
「はいはい。その点に関しては、もう十分労ってもらいましたから」
かえろ。
そっと、手を伸ばす。
「俺はまだ足りないのー。んじゃ、晩飯のあと、ホラー映画みながら…後ろから抱きしめててもいい?」
「僕は抱き枕か…ま、いいよ。僕も最近ずっと一人で…寂しかったから」
ぎゅってにぎられる手。
それは、とてもあたたかい。
だから、だいじょうぶ、なんだよ。
いっぱいのだいじょうぶでかためた鎧。
それはとても堅固で、とてももろかった、
~~~
「ずっと抱いててやりたいけど……」
最初はそのね、えっとね、いちゃっぷる書く予定だったんだよ。
ちょっとネサフしてたら、学パロでとっても可愛いティメスクをいくつかお見受けしてね、あまりにも滾ったから…!
たまには原点回帰で、こう抱きしめあって幸せに笑ってる二人を読みたいって思ってがりがりかきだしたんだよ…!!
気づけば黒い影がwwww
あるぇ?^q^q^最近のまろたはどうやらクロウ病にかかっているようです。
なんとなく、連作の番外編っぽくなりました。スクが崩れるちょっと前の、お話。
きっとある意味いちゃっぷるなんだよ。
だけど、肝心なトコを二人とも確認しないから、勝手に自己完結してるから、すれ違ってる。
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