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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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ティメはやっぱりティメでした(裏題)^q^q^




「おまえ、ほんと最低」
「…すみませんでした」

まあ、だけど。
新婚というのは蜜月ともいえるわけでして。
上気した頬、水も滴る色っぽさ、加えて惜しげもなく晒される全身というコンボによって、一瞬で理性を吹っ飛ばした俺は、赤ん坊を抱くスクにキスをしてしまったわけでして。
風呂に入ってるからか。いつも以上に熱い口内にたまらなくなって、舌を差し込んでしまったわけです。
あわや、そのまま、押し倒しかけたんだけど、何かを察したのか。
スクの腕の中にいたにもかかわらず、泣きだした赤ん坊によって、ようやく俺は理性を取り戻すこととなりました。

「あのね、あのままいったら、赤ん坊おとしてたかもしれないんだよ?わかってる?」
「…ほんとにすみませんでした」

…ほんとは、風呂上がりのスクがあまりにも色っぽくて、今すぐにでも手を出したいんだけど。
俺一人に赤ちゃんを任せられないと思ったのか。
いつも以上に、素早く風呂からあがってきたスクは、いつもだったらちゃんと拭いてる髪も、ぽたぽた、時折雫をおとす始末で。
ぷんぷん怒ってる顔だって、ああもう、まじで可愛いんだって。

あー。
金曜の夜泊まってくれるとき、いつもだったら…ほんとはそれは違う意味を持っていて。
いや、うん。さすがの俺だって、今日は違うってわかってる。
でもだけど、きっとスクだって、キスのとき、すぐさま拒絶できなかったのは…いつもだったら、あそこでスクにだってスイッチが入ってるからで。
そのせいもあってか、ほんと、なんつうか、色っぽいんだ。

「次に赤ちゃんの前でそーいうことしたら、一生口きかないから」

だけど、そんな俺の心理を見抜いたのか、スクは先に俺にくぎを刺すことも忘れない。

「い、一生って…」
「そうでもいっておかないと、お前すぐに理性飛ばすだろ」

おっしゃるとおりで、ぐうの音も出ない。

「…ほら、洗いもの、途中だろ?この子は僕が見てるから。さっさと、洗う。んでそのまま風呂にも入ってきなよ」

しゅんとなった俺に、スクはようやく説教モードを解除してくれたらしい。
くるりとむけられる背中。

「スク」

ぎゅってしたい。
だけど、今したら、一生口をきいてもらえない。
それは困る。

だから、代わりに。

「わっ、てぃ、ティメ!」
「赤ん坊気にするのはいいけど、ちゃんと髪ふいとかないと風邪ひくぜ?」
「…う、うん」

タオルをスクの頭に置いて、よっこらせと立ちあがる。
あー、せっかくの金曜なのになあ。
そう思うと、少し残念。
でも、ふと、スクの発言を思い返し、あることに思い当たる。

「じゃ、赤ん坊が寝たあとだったらいいってことだよな」
「ちょ、調子にのるなっ」

赤ん坊がいるせいか、その声はいつもの半分くらいの音量だったわけですが。
後ろから見える耳が真っ赤で…ああもう、ほんと抱きしめてぇ!

だがしかし。
大人の時間はこれからってわけでして。
そうと決まれば、さっさと主婦業、終わらせてきますか。


「…見てるんじゃなかったっけ?」

気合を入れて、食器を洗い、洗濯機をまわし、お風呂に入り、洗濯物を干し、布団を整えて帰ってくれば。
穏やかな寝息が、二つ。
タオルケットの上に赤ん坊を寝かせ、毛布をかけている横に。
ころんところがっている、俺の旦那様。
おいおいおい、ここは一仕事終えたママを待っててくれてもいいんじゃね?とは思うけど。

「寝顔そっくりなんだよなあ…」

あどけない顔で眠る二人は…めちゃくちゃ可愛い。
慌ててデジカメをとりにいった俺の行動は正しいと思います。

「ま、これも幸せってことだよな」

こちとら、お預けを喰らった気分ではありますが。
それでも、この寝顔がみれたことは十分な収穫な気がするから不思議だ。

データを2人で埋めて満足した俺は、布団をリビングに敷いた。
さすがに部屋までの距離は…起しちまうだろうからな。
だったら寝床をこっちに移せばいい。

「おやすみ、愛しいハニー」

きっと聞いてたら烈火のごとく怒るだろうけど。
今日ぐらい、いいよな。

俺は、赤ん坊を守るようにして眠る愛しい人を抱きしめるように、眠りに就いた。
ずっと赤ん坊と一緒にいたからなのか…甘く香るミルクの匂いがして、心地よい。
あ…明日、三人で写真撮るのも、いいな。
そんなことを思いながら、描く夢はどんな夢だろうな。


4.可愛い寝顔が二つ




~~~
ティメがおかあさんで、おとうさんで、スクがおとうさんで、おかあさんっていうのが激しく萌えるんだ^q^q^
まあ、ティメの脳内はどっちにしろ、年中新婚さんだろうけどね!^q^q^

お題サイトさまはmilkさまです。
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