こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今中心に書きためようと思ってる飯飯全員高校生ものを投下。
題名さえ、まだ未定ww
高校3年
クロウ(生徒会長)
ツフル(庶務)
ノンパ(転入生、クロウの双子の兄)
高校1年
アル(クロウの弟)
ティメ(転入生、いろいろ不明)
スク(超化、ツフルの弟)
ミラミラも出したいけど少し書き始めたところ、ミラミラからめるスペックが私にはないことが判明^q^
とりあえず主要は上の6人で!
まろたが書く以上ティメスクメインになりますが、結構高校3年グループも今回はでてくる…予定!
とりあえず、いつもと家族設定が違うこともあり、みんなキャラが違うので要注意ww
「お前、調子乗りすぎなんだよ」
決まりきった文句。それはこれまでの半生で一番耳にしてきたものかもしれない。だからか、心を占めるのは「ああ、またか」というつまらない映画を繰り返しみてしまったときに思う感想のようなものだけだった。
「なんとかいえよ」
そんな僕に痺れを切らしたのか。今のご時世では珍しく、ご丁寧に体育倉庫裏などに呼び出した男子生徒は、ガンと強めに肩を押してくる。その衝撃に僅かに眉を顰めるが、これぐらいの力量で僕を呼び出したとするならば…命知らずもいいとこだ。
「兄貴が有名だからって、良い気になってんじゃねえぞ」
いや、直接その「兄貴」に言いに行かなかった時点で、多少なりとも自身の力量は弁えてるのかもしれない。ぼんやり冷静に相手の力量を図っていれば、僕を囲うように立っていたもう一人の男が、ドンと頭上の壁を叩く。ゆっくり視線をあげれば、何にそんなにいらついているのか…どこか切羽詰まった顔。変なの。強請ってきてるのはそっちのくせに。
「…それで?」
このままでは埒があかないと、渋々ながら口を開く。面倒とは思うが、まっすぐに至近距離の相手の瞳を見つめてやれば、ゆらり動く黒。長年の経験から、こういう相手は冷静に対処される方が苦手であることは知っている。
「っ、だから」
「僕は別にクラスの中心になりたいとは思わない。兄さんみたいに生徒会に出るつもりもない。面倒は嫌いなんだ」
「てめぇ…ッ」
最初から学校生活そのものに興味がないのだと言いきってやれば、大抵の輩は安心する。でも、今回はそれだけではどうやらタリナイようだ。
こういうタイプは大別して2パターンに…いや、3パターンに分かれる。
1つは、自分自身が目立ちたいから、ぱっと見派手な僕が邪魔なパターン。中学時代は、劇の主役を代われと脅されたこともある。まったくもって興味がなかったから、すぐさま譲ってあげたけど。
2つは、羨望パターン。僕の兄さんは生徒会の役員だ。それなりに見目もいいし、頭もいい。このまえ絡んできた男たちの言葉を信じるならば、女子生徒の人気を二分してる一人らしい。だからそのおこぼれで僕まで人気がでるのではないのかと不安で…釘をさしたいのだろう。そんなことする暇があれば、少しでも自分を磨いて気になる女子生徒にアプローチすればいいだろうに。
3つは、憂さ晴らしパターン。弱い者いじめで自分を保ちたい人が時折絡んでくることもある。どうせなら自分より強い人に絡んでいく方が達成感もあるだろうし、自分を鍛えることになるだろうけど、こういう人にそういう発想はきっとないに違いない。
今回はそれらの融合パターンだろうか。1や2を理由に、3をしようとしてるのかもしれない。別に今肩を握られている強さから判断するに、殴られても痛くはないだろう。いっそさっさと殴られてやろうか。
「心配なら、どうぞご自由に。2,3発までなら殴られてあげてもいいよ。でも代わりに二度と僕に関わってこないでね」
肩におかれていた手をとる。
ついでににっこり笑いかけてやる。
びくり、手が震えたのがわかった。
「…なーんだ。殴りたいわけじゃなかったんだ」
男たちは、『お前らみたいな変わり者と関わるつもりなんて毛頭ねえよ』と言い残して去った。不思議なことに、こっちが殴ってもいいよといえば、殴ってこない率が高いことも、最近わかった。代わりに変な噂がたっている…らしいのだが、それはそれで変な輩が増えそうだから、ちょっと気をつけないといけないな、とも思う。別に僕だって殴られたいわけじゃない。面倒が嫌なだけだ。殴るよりも殴られる方が面倒が少ない。ただそれだけだった。
床に落ちたままだった学生鞄を手に取る。買ったばかりのそれは、まだ真新しく、どうにも手に馴染まない。その割に、砂埃を浴びるという日課にだけは晒されている可哀想な鞄だ。
軽く埃を落としていれば、自ずと漏れるのは小さなため息だった。
「困ったな…まさか毎日絡まれるのは予想外だ」
やっぱり、違う高校を受験すべきだったか。今更ながらに家からの距離だけで選んだことに後悔の念が沸き起こるが、それも仕方ないと腹をくくるしかない。
あの有名な兄とその友人が通っている…というか、ぶっちゃけ支配してる学校に来てしまった時点で、絡まれるのはある程度予測していた。まさかあそこまで、すごいことになってるのは少し驚いたけど。
こんなドタバタも数カ月すれば落ち着くだろう。人間とは熱しやすく冷めやすい生き物なんだから。
「…待てよ」
どうせ考えるなら…今日の晩ご飯、どうしよっかなってことのが有意義だ。兄さんは帰ってくるかわからないし、レトルトでいっか、なーんて、思考を切り替え始めていれば、また背後からかかる声。
今日だけで、3回目。ああもう、ほんと面倒くさい。
「…悪いけど、今機嫌悪いから。用件は手短に」
仕方なしに振り返る。
同時に両腕を掴まれて、その強さに思わず盛大に眉を顰める。コイツ…強い。これはさすがに、殴ってもいいよとはいってはいけない相手だ。そうつらつらと思いながら、とりあえず相手の出方を、みようと、顔をあげた。
…驚いた。そこには兄の友人にそっくりな男が居た。
兄の友人に比べればだいぶ幼げなところが残っているし、その表情は…なんというのか、とても切実な色を浮かべていて、まるで告白にでも来たかのような…
「好きだ」
ぴしり、すべての思考回路が止まった。
「スク、お前のことが好きだ」
その数秒後、僕は数年ぶりに人を殴るという面倒なことをしでかしていたのであった。
~~~
まだティメスクしか出てないという、ね!
一応脳内では、いろいろ設定だけは進んでるのでちまちま書いていきたいな、と^q^q^
PR
カレンダー
カテゴリー
最新記事
(08/16)
(08/15)
(08/13)
(07/29)
(07/16)
リンク