おきみやげ…？⑫

ほんとはちゃんと更新…以下略

こんばんは、マロンです。
もうこの連載は一度ブログで完結させるのもほんとにアリかもしれないなあ。
一話一話は短いですが、少しでも続きを楽しみにしてくださってる方に楽しんでもらえたら幸いです。

…ほんとに、今回のは短いです。
独白というか、詩っぽいというか。

学園飯飯です。カオス注意！
詳しい注意書きについては、おきみやげ①をご参照くださいませ。

⑫


どうして、と叫びたい。
でも、叫べない。

スクに会いたい。
でも、会えない。
会うのが、怖い。

チョミの隣で――いや、誰の隣であったとしても。
俺の隣以外で微笑むアイツなんて、絶対見たくない。

「…ティメ、近寄りにくい」

俺はどれだけ恐ろしい顔をしてたんだろうか。
チョニにまでいわれてしまう始末だ。
チョイに至っては、声すらかけにくいようで。
チョニの後ろに隠れてしまっている。

ツパにも呆れられた。
といっても、アイツは言葉になぞはしないが。

何も聞いてこない。
その関係は楽だった。





どうして、と叫びたい。
でも、叫べない。

ティメに会いたい。
でも、会えない。
会うのが、怖い。

ツフル先生と同じ匂いを纏ったアイツ。
これ以上もう、その匂いは嗅ぎたくないよ。

「スク…今日のおやつはなにかな？」

僕はきっとすごく情けない顔をしてるんだろう。
それでも、優しく声をかけてくれる兄の友人。
外では気を張ってないと、すぐに崩れそうになるから。
家に帰ると、途端ネジが緩んでしまうようだ。

すべてを知っていて。
それでも、黙って傍にいてくれる。
その関係はとてもありがたかった。




～～～
ツパティメ、ちょみスク。
似てるけど似てない。似てないけど似てる。
そんなイメージです。