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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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ただいまー!
なんか、地味に忙しなく、サイト放置ですみません…!明日がもしかしたらのんびりできる…かもしれないかもしれないので、そしたらいじりたいな…色々と。

えー。まさかの発表追いコン夜行で夢の国というとんでもないコンボをかました今週でしたが、一個携帯でぽちぽち書きためてた小話をとりあえず投下しますー。



ティメ「straightなティメスク書けよおおおっ」

つ 台本

ティメ「よしきた…………ってなんか俺、最近ほんと扱い悪くね?^q^」
アル「いいじゃないですか。それでこそティメです^^」
ティメ「てか俺お前に殴られすぎだろおおっ」

そんな感じの話です。
というわけで。まさかの夢の国での妄想。

要約:ほーんてっどまんしょんに乗ったときに、憑依霊云々からこんな妄想したよごめんなさい。まったく夢の国関係ないです。←
そこはかとなく、ずっとまえ…一年近く前に某さんとした妄想語りがベース。
そこにいろんな要素が加わりました。
…雰囲気で読んでね^q^q^

あ。一応(…)ティメスクです^^



生者が死者を羨むのか
死者が生者を妬むのか

その答えを俺はみつけられそうに、ない




「なあ、お前ってさ…やっぱ、その、」

未練が消えたら、その未練ごと消えちまうのか。
とはこの傍らでふわふわと浮いてる相手に何度も問おうと思って、結局訊けず仕舞いの言葉だった。

『なんか、いった?』
「…んにゃ、それより今日何食いてえ?」

日常の言葉ならこんなにも簡単に言葉にできるのに。

『んー、さっきカレーの匂いしたから、カレーがいい』

――ごめん、もうお前の言葉は信じられない

名案を思いついたとばかりに笑う精神体の君に、どこまでも懐かしい片割れの苦しいまでの告白が重なり、溶け込んだ。

「……了解」

わかっているのに、わかっていても、俺は“今の”笑顔に縋ってしまう。

『でも、冷蔵庫は大丈夫?材料は?』
「カレーの材料なら、粗方もとから家にそろってるぜ。あと必要なものといえば、肉ぐらいか」
『お肉ならば、確かあそこのスーパーが特売してるって、さっき通りがかったおばさんいってたよ!』

行こうと袖をひっぱる君の感覚は、確かにそこにあるのに。
ゆらゆら地面で踊る黒い影法師は、たったの一つ。

見るもの、触れるもの、すべてを共有してる不思議な存在。
だけど、決して俺以外には見えない存在。
それが、今の君だった。

『あ、できれば僕辛口がいい。辛口でチキンだったら尚よし』
「…はいよ」

無邪気に、笑いかけてくれる君は、茫然自失としてた俺の目の前に突如として現れた。
『えー、よりによって…似てるとか』と大変失礼な一言とともに。
俺は息もできず、固まっていたというのに、『でも…波長があっちゃったし、しょうがないよね。というかすでにシンクロしちゃってるし…』とこっちの都合は一切訊かずに、肩に触れてきて――気がついたときには『表意しちゃったけど、しばらく我慢してね』なんて――ああ、どうして。

そのまま、キャパシティオーバーした俺はしばらく気を失ってしまった。
その後、ようやく俺が状況を把握できるぐらいに落ち付いてきて初めて、憑依霊は事情を語ってくれた。
いわく、俺は…似てるらしい。
コイツの想い人に…俺の知り合いに。
そんなの、そんなの――訊かなくたって…


『あと、食後に甘いの食べたい』
「昨日作った林檎のコンポートからアップルパイ作る予定だけど?」
『いいじゃん、それ。僕アップルパイ好きだ』

――んなの、知ってる。
そういえたら、楽だったのだろうか。

でも、俺は何も、何一つ言葉になんかできなかった。
いつも、思ったままに口は動くのに。
あのときばかりは、まったく、一切、何も出なかったんだ。

ほんとはさ。
全部、全部、知ってる。
辛口が好きっていうわりに、本場の香辛料使って辛くしたら怒るんだ。
これ、僕が望んだのと違う、って。もっと日本人なら日本人らしい味にしろ、ってさ。
でもだからかといって中辛だとそれはそれでものたりないって拗ねて。
お前が一番望む辛さ、俺ならばすぐに調整できる。

アップルパイが好きなことだって、知ってる。
林檎が好きなんだ。お前は。ずっと、ずっと昔から――

「…と、わりぃ。メール」
『うん』

俺の言葉にすっと目を瞑る傍らの君。
そうしたら、一応見えなくなるらしい。
それがほんとうか確かめる術は俺にはない。
でも、きっとコイツがこういうことで嘘つくとは思えないから、そうだといえばそうなのだろう。

そうだ。
プライバシーは大事だよね、と…俺の私生活には踏み込まないようにしてるのだって知ってる。
訊きたいって目で語るくせに、でも踏み込んではこない。
いつも、いつも、そうなんだ。

そうやって、離れていくんだ。

「……なあ、」

いや、わかってる。わかってるんだ。
先に手を離したのも俺だ、って。
わかってて、甘えてたのは他の誰でもない、俺だった。

『なに?メール、今すぐ返さなくても大丈夫な感じなの?』
「アルに、会いたいか?」
『………っ、』

携帯を開いた先には、腐れ縁の友人の名前があった。
中身は…ごめん、今はまだ読めそうにねえや。
きっとアイツのことだから、からかい混じりに心配してくれてることはわかってるけど。でも、今はまだ。

『………いい』
「そっか」

とりあえず、本文を読むこともなく、メールの返信を開いたものの、結局打つことも思いつかず、俺はそのまま携帯を閉じた。
もしも、憑依霊さんが違う答えを述べたなら、俺も違う答えを出したかもしれないが。

『いいんだ…きっと、余計未練だけが残るから』

そう、笑うお前は、夕焼けに溶けていきそうで。
事実、俺ですら、半分透けて見えてしまうその姿は――今にも消えてしまいそうで。

『ティメには悪いなって思うけど…もうすぐ、なんだ。もうすぐで自動的に僕は――』
「別にいいって。お前が傍に居ても…俺、今一人暮らしだし。寂しいんだ」
『…うん、ありがとう』

だけど、俺は手を伸ばすことすら、できないで、いた。
ほんとは、むしろずっと、ずっと傍にいればいいのに、とすら俺は思ってるのに。
それをお前が望んでいないことだって、よくわかってるのに。





――アルと付き合うことになったから

そう報告を受けたときに、初めて俺は己の愚かさに気付いた。
電話の先の声は震えてた。
その震えは、自惚れていいのならば、最後の通告だったかもしれないのに。

俺は、何も、できなかった。
己のことで頭がいっぱいで、愚かさに気付いたところで、それを埋める手立てを俺は探そうともしなかった。

あのときも、今も。


――この、馬鹿がっ……なんで、

顔が変形するほどの力強さで殴られて、それでも俺は動けなかった。
ただ、眠ってるだけのような穏やかな顔で白いシーツに包まれていた、双子の兄。彼をみつめることしかできなくて。

意識が戻らないのだと、いわれた。

事故だった。雨の中傘もささずに歩いていた片割れは、車に跳ねられ…軽く3メートルほど飛び、地面にたたきつけられたという。
それから、ずっと眠ったまま。奇跡的に呼吸はあるという、のに。

最初に病院に駆け付けたという、片割れの想い人…いや、あのときはもう恋人だったのかな、は俺を殴った。激昂したアイツを見たのは…きっとあれが最初で最後だ。俺はそのときも殴られることしか、できやしなかった。



それから数週間。
俺の記憶はない。


気づいたら、目の前にいた浮遊霊。
少し驚いて、でも次になぜか困ったように微笑んだコイツ。
それは見違うことなき、俺の片割れだった。


「よし、んじゃ鶏肉買って帰りますか…」
『…うん!』

ああ。
こんな、はにかむように笑う微笑みを俺が見たのは何年前だったのだろう。
いつから、お前は俺には笑ってくれなくなったっけ…。

想い人=アル=のこと以外すべて忘れてしまった君。
そいつに似ているから…誤って憑依しちゃったのだろう、と。
自ずと肉体が滅びれば消えることもできるだろう、と。
至極あっさり…ただ、少しだけ申し訳なさそうに笑う君。

俺のことはそんなに、そんなに思い出すのも嫌だった?
…そう、訊ければ、いいのに。
だけど、訊けない。
もう嫌だ。またお前と離れるなんて、今度こそ耐えきれない。
俺が嫌いだったことを思い出させるなんて、できるわけがない。

俺が見たこと、聞いたこと、感じたこと、すべて共有してしまえる…むしろ、俺を通してしか感じられない今、ある意味その距離は誰よりも近い。
そのことに安心してしまう己がいる。
だけど、わかってる。
決して、ほんとうの意味で、近づくことなどできないことを。

ああ。
俺はただ、お前が傍に居てくれることに甘えて――同じことを繰り返しているのかもしれない。



君はまだ、目覚めない。




~~~
霊がくっついてくるっていうだけで、ここまで妄想できた私はどうしたらいいですか?

アトラクション待ち時間にぽちぽち打ってたものに若干加筆修正加えたものでした。というか読みにくいな、これ!設定が先走って、どうにも読み取りにくい話で申し訳なかったです…orz
しかも、夢の国で何鬱妄想してんだよ、ばかめって声が聞こえてきそう^q^q^でも、思いついちゃったんだから仕方ない…よ……ね…orzorz

最初は完全に霊でいこうかと思ったんですが、それは私が耐えきれなかったww
このスクに本当にティメの記憶があるかどうかは、中の人もよくわかってません。たぶん、ない、かなあ…というか封印してる感じかもしれない。それが解かれたら、戻るんじゃないかなとかぼんやり妄想しました。


この話の裏話についてはまた後日出せそうだったらだしますww語りだすと止まらない気がするから、一応自重。
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