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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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下のRPGの続きになります。
にょたに、女装に、いろいろ色ものネタ注意です^q^q^

どんとこい!な方だけおーぷんぼっくすです…!





さてと。

ふわり。
動くたびに揺れる長い髪と、スカート。
ドレス作りの職人さんにはワイロたるものを贈って(つぅか、ただのエロ本なんだが)、最高級の絹で作ってもらった赤いそれは…なんとも動きにくい。
俺としては、これはスーか…せめてスクに着せたいものなのだが。
スーは100%似合うだろう。ふわふわドレスを身にまとった召喚師。
腕の中には白いふわふわした生き物。
ああもう、なんつぅ、萌える設定だコノヤロウ。
よし、帰ったらこっそり着てもらおう。
ん、でもこのドレスは俺にあわせて作ってもらったから、スーにはでかすぎるかもしんねえ。
まあ、ぶかぶかドレスをまとってるスーも絶対眼福だろうから、問題なし。
いざとなれば、ティアにも手伝ってもらえばいい。
なぜかスーは俺のいうことは全部反発するが、ティアのいうことはよくきく。
男女差別だとも思うが、まあ、うん。
スーの可愛い姿をみたいっていうのは、きっとティアも同じに違いない。

それか、スクだって似合うと思うんだけどなあ。
俺はともかく、スクだったら、ギャグではなくまじで可愛い女の子になれるだろう。
スクの場合、目が可愛いからな。
瞳がくるくるしてて、肌も白いから、ちょっとぐらいのガタイのよさは気にならない。
スクはどっちかというと着やせするタイプだしな。
それに、ちょっと、ガタイがいい女の子だって、この世にいたって構わない。
むしろ、俺様大歓迎だ。
…そんなこといったら、ティアに殺されそうだが。

そんなこんなで。
妄想たくましく、今の自分の状況はあえて考えないようにしながら、ようやく目的地に到着。
まあ、今回ばかりはいたしかたないだろう。

こんな可憐な服を着せて、エロじじぃのとこになぞ、送り出すわけにはいかないからな。

途中何度か、それっぽい男どもを、脅しつつ。
ここから先は、その領主の男のもとに着くまでは…とりあえずおとなしくしてねえとな。
逃げられちまったら意味がない。

案内されたのは、無駄に豪華な部屋だった。
一歩一歩、前に進むたびに、足を包む感触は…なんつぅのだろうか、とりあえず豪華の一言だ。
こんな柔らかい布…何使ってんだろうな。

「領主さまがお見えになられるまで、ここで待っていなさい」
「はーい」

あくまで元気で明るい女の子を演じつつ、周囲の様子を伺う。
おそらく、この案内人はNPC(ノンプレイキャラ)だ。
最初からゲーム世界の中で設定づけられた人物。
最初凄んでみせたが、暖簾に腕押しだった。
可憐な女の子を演じて見せても、特に表情は変わらなかった。
淡々と事務的に言葉を発するだけのこの男を見る限りは、あまりこの男を探っても何もでやしないだろう。

外でのつなぎには、何人かPCもいたようだが。
それらはきっと、ゲームの外に出るのを諦めて、こっちで就職したヤツらだ。
そういうヤツらは、物理的な脅しが効くが、NPCじゃ意味がない。
この屋敷でみかけた使用人系統はみなNPCのようだった。

さーて。
領主さまとやらは、そのどっちだろうな。

「まあ、領主だったらきっとPCでしょうね。下手すればボス級の」
「…おまえな、俺が一人でここに来た意味、ぶち壊すなよな」
「あら。あくまで三人のうちの一人に選ばれなきゃいけないのよ?なのに、そんなガタイのいいお姉さん、選ばれる確率がどれほどのものだと思ってるのかしら」

一人、部屋の作りを確認していれば、また案内されてきた今日の一人。
それはとてもとても見知った人であった。
…これがため息をつかないでいられようか。

「あのなあ…お前が選ばれたら、俺、スクとスーになんていったらいいんだよ」
「いいじゃない。これで確率は一応三分の二。私かお前かどっちかが情報を持って帰ればいい。私かお前だったら、余程の悪魔でも出ない限り、瞬殺できるでしょう」
「三分の三だからね」
「な、」

しかも、間を置かずしてやってきた少女は…おいおいおいおい。
俺が一番ここに来てほしくなかった人物だぞ、コンチクショウ。

「スー、なんで貴女まで来てるのよっ」
「僕だけ眠らすとか、何考えてるのさ、バカティアっ。グレサイが起こしてくれなかったら、今頃僕…不安と後悔で自棄起こしてたかもしれないからね!」
「いや、十分自棄起こしてるって」

俺はこれでもかっていうぐらい、少女たちにお前たちは来るなと言い置いてきたはずなんだが…。
まあ、ティアはもしかしたら来るかもな、ってぼんやり思ってはいたんだけども。
でもなんで、スー来ちゃってんだよ。
ティアの話によれば、睡眠薬飲んでんだろ。
いやいや。睡眠状態引きずってここまでくるとか。

「こ、ここまで大丈夫だったのかよ、も、もしかして」
「スクに手伝ってもらったから、大丈夫。ちゃんと解除してもらってる」
「今からでも遅くない。スー帰れって。俺、スーが選ばれたりしたら、その瞬間その領主フルボッコしちまう」
「…僕だって、情報聞き出すぐらいできるってば」

ぎゃいぎゃい。
ティアと二人で必死にスーの説得を試みるが…頑としてきかない。
くそう、このままじゃ、やべえって。
俺が領主だったら、迷わずスー選ぶもんな。
そんなの許せねえって。

スクもスクだ。
なんでスーの手伝いなんて…くそう。
どうしたら、いいんだ。

「はははは、その点は気にしなくていいぞ、君たち」

突如、響く声。
その声に、完全に俺らの動きは止まった。

「俺の目的は最初から決まってたからな!ようやく来てくれたか…ティメくん」

ちょっとまて。
領主ってあくまで、中ボスレベルのはずだよな。だよな。
なんだ、ゲームのバクか何かか。
なんで、なんで…この段階で。

「お前がこんなとこででてくんだよおおおっ、この糞豚ああぁっ」
「おやおや。俺に会うためにそんなオシャレをしてくれるなんて、嬉しいぞ」

ブウ(ビジュアル:ピテンクス吸収時)がでてくるんだ。
ちょっとまて。
俺は大概、どんなヤツがでてこようが、負ける気なんてしないが。
反則だろう。まじで悪魔がでてきやがった。
いやいやいや。俺のトラウマ呼び起こして何が楽しいんだコノヤロウ。
出てこい、ゲーム制作者。今すぐフルボッコだコノヤロウ。

「ははは、最初はゲームのラスボスになってくれっていうオファーだったんだがな。とある人の進言で、ティメくんが女装するだろう場面があるだろうから、そこでのボスとしてでればいろいろ楽しめるんじゃないかといってもらえてね。乗らせてもらったんだが…まさかほんとに、女の恰好でくるとはね」
「うっせーーーっ、さっさと情報だけ吐け、このウスノロがあ」
「今までほんとにつまらなかったよ。あまりにも弱い生き物しかこなくてね…だが、君ならいくら苛めてもいいんだろ?君をまた啼かせられるのかと思うと、もう楽しみでわくわくがとまらない。…ああ、でも、その後ろの君そっくりの女性でも構わないぞ。君に似て、イジメルがいがありそうだ。それか、どうだろう?君が愛する人を君の目の前で犯すほうが、君に与える絶望は大きいのかな」
「っ、スーとティアにだけはゼッテー、触れんな。それだけは許さない」

正直今すぐ逃げてえ。
コイツだけは俺、ダメなんだ。
ほんとに、ダメ。吐き気がする。
だが、それでも…ティアやスーに触れさせるわけにはいかねえ。

「俺が、お望みなんだろ?」

ぐいっと、前に踏み出して、ブウの野郎の顎をとって、挑戦的に睨みつけてやる。
そんな俺に、にたりとイヤラシイ笑みをおとすファッキングピンク野郎。
胸糞ワリィ。このまま唾でもはきかけてやろうかと思うのを寸でのところで押しとどめる。
背後で、スーの「ダメッ、ティメ行かないで」って泣きそうな声が聞こえたけど。
ごめんな、スー。たとえ、俺にとってのトラウマであろうとも、お前だけは守りたいんだ。


「ははは、相変わらず、良い目だ。今すぐ歪めたくなるよ」
「できるもんなら、やってみろよ」

ガシャン。
扉が閉まる、音。
スーの絶叫が聞こえたけど…たぶん、大丈夫。あそこにはティアがいる。
こーいうときは、頼りにしてっからな。


~~~
ばっどえんでぃんぐフラグがたちました^q^q^第二話にしてまさかのラスボス登場です^q^q^
むしろこの危機乗り越えたらもうクリアでいいんじゃないかな^q^q^

最後のひと段落だけちゃっとのときから加筆^q^q^
ブウティメ人気はすごいですよね…!私も大好きです^q^q^
ティアやスーがいるのに、それでもティメをとるのがブウだと思いますv
元ネタくださり、更には絵画化してくださった深紅さんには大感謝です…!!
みんな、ブウティメ好きなら深紅さんのブログを見に行くべきなんだぜ☆^^b


よっしゃー、かきたいものいろいろありすぎるんですが、これからも楽しんでがんばるぞー!
そのためにはまず目の前の課題^q^q^そろそろ現実に戻ります^q^q^
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