こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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ほんとは、全話まとめてサイトにUPしようと企んでた…三連休最初の日。
こんばんは、マロンです!
ははは、こういう計画が目論見通りにいったことなんてほぼ皆無です…!!^q^q^
でも、悪あがきとばかりに書きあげたとこではおいておきます。
あと1話なんですけどね。その1話がいつも書ききれない^q^q^
こんばんは、マロンです!
ははは、こういう計画が目論見通りにいったことなんてほぼ皆無です…!!^q^q^
でも、悪あがきとばかりに書きあげたとこではおいておきます。
あと1話なんですけどね。その1話がいつも書ききれない^q^q^
⑲
「…ごめんなさい」
「最近スクは謝ってばかりだな」
気が付いたら、手を伸ばしていた。
チョミさんは、ただ、席を立とうとしただけだ。
なのに、なんでか、手が伸びていた。
ぎゅっとつかんだ服の裾。
不思議そうに見下ろすエメラルドの瞳に、初めて自分が何をしていたのか気がついた。
気付いたと同時に、ぱっと手を離す。
このごろ、誰かと一緒じゃないと、とても不安になる自分がいた。
学校では、まだ…友だちが声をかけてくれるから。
あっというまに時間が過ぎていく。
でも、家では…たちまちひとり、だ。
ひとりになった途端、時間が、止まる。
迷子になった子どもみたいだ、と思う。
ぽんぽんとあやすように頭をなでられ、不覚にも泣きそうに、なる。
「スク…」
ゆっくりしゃがんで、座ってる僕に視線をあわせてくれるチョミさん。
「俺は…お前じゃないから。お前が何に泣きそうになってるのか、予測することはできるけど、ほんとうの気持ちはわからない」
突き放すような言葉でいて、小さな子どもに言い聞かせるように、その音はとても温かい。
「だから…ほんとうは、誰の腕を待ってるのか――ちゃんと、自分で考えてみよう、な?」
あの日から、チョミさんは黙って抱きしめてくれていた。
でも、もう潮時なのだなあ、と思う。
わかってた。
わかってる。
わかってて、甘えてしまっていた。
「ぼくは…でも、ムリ、なんです」
「スク…」
「ほんとは…わかってる。自分が誰の腕を望んでるか、なんて…でも、ムリなんです」
だから、最後に。
最後にするから。
最後の、弱さを…零してもいいですか。
「違う、香りが…するんです。受け入れられない」
チョミさんは、小さく息をのんだ。
きっと、僕の理由に驚いたのだろう。
…僕の恐れの原因は、チョミさんが考えていたであろうこととは、おそらく違う。
「…アイツが怖かったからじゃないんだな」
ぽつりいわれた言葉に、なぜか浮かんだのは苦笑い。
ようやく誰かに吐き出せて、すっと心の重みが消えたのかもしれない。
「僕も…女の子じゃないですから」
アイツに押し倒されたことも、まあ、まったく怖くないとはいわないけど。
ほんとうに、嫌ならば、ぶっ飛ばすぐらいのことは僕だってできる。
そんなことより、僕の心を冷やしたのは…。
「もしかしたら…もっと女々しい理由かもしれない。だけど、アイツが…ティメが違う人とともにあることを選ぶことが…怖い」
どさり。
息をのむ音などとは比べ物にならないほど、やけにはっきり響いた、落下音。
チョミさんの目線が、ゆっくり上を向く。
僕もつられるように、首をまわした。
思わず椅子を蹴倒したのは、仕方ないと、思う。
「スク」
そこにいたのは、いないはずの、片割れ。
なんで、どうして、どこからきいてたんだ、いつ帰ってきたんだ。
いってやりたいことは山ほどあるのに、どれも喉につっかえてでてこない。
ならば、せめて、動け。
足を叱咤するが、それすら叶わない。
~~~
ティメスク痴話げんか、書くのすごく楽しいのですが、どうにもうまくまとめきれなかったので、次回持ち越しです…。
いくら1話の分量少なくとも、20近くになるんてなあ。
まとめるのは苦手ですが、またブログをいろんなことに有効活用していきたい所存…!
そのまえに最終話書かないとですね…!!←
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