こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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6月中に完結という目標は果たして達成できるのか^q^q^
こんばんは、マロンです。
そろそろ忘れられても仕方ない…ってぐらいスロースペースで申し訳ないです…!
えーと、ぐだぐだいう前に、さっさと投下します^q^q^
こんばんは、マロンです。
そろそろ忘れられても仕方ない…ってぐらいスロースペースで申し訳ないです…!
えーと、ぐだぐだいう前に、さっさと投下します^q^q^
⑯
「そういうミラくんは、お仕事終わったの?」
「はい。しばらくまとまった休みがとれそうです」
「それはよかった。スクくんたちも喜ぶね」
「ありがとうございます」
俺たちの家のちょっと複雑な事情は、俺らを教えてくれているほとんどの先生は知っている。
特に俺が急遽会社の関係で早退しなければならないときの対処のためでもある。
そんな俺たちを、ほとんどの先生たちは好意的に見守ってくれている。
中でも、孫先生は親身になって話しかけてくれる先生の一人だ。
こういう周りの優しさってすごくうれしい。
俺たちは早くに両親を亡くしているけど、支えてくれる人がいるということは…とてもありがたいことだ。
「春休み、弟くんたちといっぱい遊びなよ」
「はい」
そうだ。今日から春休み。
弟たちには、俺がようやくまともに休みがとれることはまだ告げてない。
人生にサプライズは大事、だろ?
弟たちもそれぞれに忙しいだろうけど、せっかくの休み。
花見ぐらいはしたいよな。
最近では、どうやら弟たちはめっきりチョミにお世話になりっぱなしのようだが。
そのお礼もかねて、チョミも巻き込んで。
四人で久しぶりに少し遠出をしたい。
弟たちやチョミのことを考えると、くすぐったくて幸せな気持ちになる。
ああ、早くあいつらの顔をみたい。
「先生は、ご実家ですか?」
「…うん」
先生もまた愛妻家で愛娘家で有名な先生だ。
長期休暇明けの授業では、いっつも幸せそうに家族のことを語っている。
だから、てっきり今回も、そこには笑顔があると思ったのに…やっぱり、思案顔。
「先生?」
「ねぇ、ミラくん…ミラくんは親友のこと好き?」
アイスは食べ終わったのか、のこされた棒を見ながらひとり言のように告げる先生。
いきなり前後の脈略がないことを問われ、少し戸惑うが…でも、きっと、それが先生の今考えてることなのだろう。
一生懸命考えていることなのだろう。
ならば、俺も、しっかり考えるべきだろう。
「好きです」
親友といわれ、真っ先に連想したのはチョミだ。
何もいわなくても繋がれる。
そんな不思議な絆を彼とならば、感じることができる。
「だよね…でもね、家族と会えるのは嬉しい。でも親友と会えなくなるのは寂しい…って思うのは変かな?」
そのチョミと…家族、俺にとってはスクやティメか…とどっちと会うのを優先するか、ってことだろうか。
…どうだろう、こればっかりはどっちが優先とか俺の中で決められるものじゃない気がする。
「変じゃないですよ。ただ、とても難しい問題だな、とは思いますが」
「…え?」
「だって、どっちも大好きなんでしょう?だったら、たとえば遠く離れてるときとか…どうしても会えなくなるなら寂しいって思うのは当然じゃないですか。でも、いざ選べっていわれたら選べる気がしないです」
取捨選択。
それは必ず、どのような場面でも、起こりうることだ。
大切なものであればあるほど、その選択はとてもつらい。
できることならば、両方選びたい。
よくたとえにされるけど。
今目の前で大切な人二人が崖から落ちようとしている。
自分が助けられるのは、そのうちの一人だけ。
そんなとき、どうするか。
今の俺には選ぶことなんて、できない。
『んなの、俺だったら両方引きあげるぜ』
ぽんと弾けたのは、いつも元気な弟の声。
『そんために、俺は鍛えてるんだ』
にかり笑うアイツは昔から、ポジティブだけは誰にも負けていなかった。
そうだ。
自分ができる範囲で精いっぱいのことをして、少しでも大切なものを守っていく。
最初から最悪のパターンを考えるなんて…なんだか勿体ない。
大体どうして一人しか助けられないなんて、前提がつくんだ。
その前提を考えることそのものが、どうにも変、なんだ。
「でも…生き別れってわけじゃ、ないんでしょう?」
「うん」
「だったら、会いにくればいいじゃないですか」
どっちか、なんて考えるから話はややこしくなる。
せっかくの人生。
今なら飛行機だって、ある。
物理的距離は格段に減ったんだ。
どこでもドアはないかもしれないけども、会おうと思えばそれを叶えやすくなったのは事実。
「好きな人に会うのに、理由なんていらないですよ」
取捨選択に迫られるときも、あるだろう。
でも、それでも、まずは崖に落ちないように。
繋いだ手をしっかり離さないようにすることから始めればいんじゃないのかな。
~~~
ミラのかっかよさはきっと飯一だと信じてます…!
ノンパが動き出すと、ちょっとパパンツが落ち着くかなー。
パパンツが落ち着くと、ティメが自由に動けるようになるので。
カオス状態のティメスクとちょみも動きだすかな。
ちょみにはミラの働きかけもあるし…アンドロイドでも思ったけど、ミラミラの存在って話全体を和ましてくれるんだよなあ。
飯飯はそれぞれの飯がかかわりあってるからおもしろいなって改めて思いつつ、次はそろそろティメに戻そうかなーって思ってます。
あとしばし、おつきあいくださると嬉しいです^^
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