こんにちは、はじめまして。マロンといいます。
ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。
今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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連続投稿、飯飯バイト編。笑
飯飯いうわりに、でてくるのはレタスとスクだけっていう。←
一応「ふたり」の続編(「最終防衛線」の後日談)ですので、そちらを先に読んでいただいたほうがわかりやすいかと。
続くか続かないか果てしなく謎ですが、それでもよろしければ…!
飯飯いうわりに、でてくるのはレタスとスクだけっていう。←
一応「ふたり」の続編(「最終防衛線」の後日談)ですので、そちらを先に読んでいただいたほうがわかりやすいかと。
続くか続かないか果てしなく謎ですが、それでもよろしければ…!
ひとりだけ いいかっこしようなんて
そうはいかないんだから!
「…これからどうしようかな」
茜色にそまる町並み。
買い物客で賑わう商店街。
どこからか、食欲をそそる匂いと、子どもたちの楽しげな笑い声がきこえてきて。
少しくたびれたスーツをまとったいかにもサラリーマンな男の人が、疲れたような、でもどこか嬉しそうな表情を浮かべ足早に過ぎ去っていく。
新婚さん、だろうか。
その手に握られているスーパーの袋はきっと、奥さんに頼まれたものなんだろう。
そんな、たわいもないことを考えながら、とりあえずその香ばしい匂いに負けたコロッケを三個買う。
うち一個はできたてほやほやのうちに食べられることはないだろうけど。
それでも、一応アイツ結構ここのコロッケ屋さん好きだし。
アイツ、自分が料理できるからって、少し煩いんだよね。
我が家の兄弟の志向はどこか極端だ。
兄貴は食べれたら、なんでも食べる。ワイルドな男だ。
おそらく、無人島で一週間…いや一ヶ月ぐらい軽く生き延びてみせるだろう。
ほっといたら、生肉でも平気で食いそうだ。
一方、弟であるアイツは、何かと口うるさい。
アイツが当番のときは阿呆みたいに、手の込んだ料理が出てくる。
少なくとも、アイツが料理当番のとき遅く帰ってこようものなら、雷が落ちる。
冷めたら意味がないとか、なんとか。
…どこのお母さんだ、アイツは。
まあ、おいしいのは認めるけど、さ。
そんなアイツ…ティメは本日バイトで、遅くなる。
その代わり、兄貴は早めに帰ってくる日なわけですが。
「…二人だけに働かせたいわけじゃないのに」
こないだ受かったコンビニのバイトは即効クビになった。
ちくしょう、十六歳で入れる時間こちらで指定できるバイトなんて早々ないんだぞ。
これも全部ティメのせいだ。
思いだすだけでも…いや、思いだしたらいろいろ毒だ。
まあ、それに結局なんだかんだいって流されたのは僕だし。
九、九割がたティメが悪いとしても、一パーセントは僕にも非がある。
「それにしても、ティメはなんのバイトしてんだよ」
ミラ兄いわく、ティメが家にいれてる生活費は結構なものらしい。
…そのお金に兄貴は一切手を出してないんだけども。
これはティメの稼ぎだから、アイツがでかくなるまで貯蓄しとくさ、とか。
どんだけ、兄貴は男前なんだ。
そんな兄貴だから、もしかしたらたとえ僕がバイトして、家にお金いれても、受け取ってはくれないんだろうな。
それはわかってるんだけどさ、やっぱり、ちょっとでも僕自身で稼いで…せめて何かのプレゼントぐらい渡したい。
ティメだって同じ気持ちだろう。
今まで育ててくれた、兄貴に少しでも恩返ししたい。
「そうだ!」
僕もティメと同じ仕事したら、いいじゃん。
割はいいみたいだし。
時間帯も学校の時間とはかぶってないみたいだし。
それなりにシフト融通きくみたいだし。
あー、でもティメなみの手先の器用さとか求められたらつらいかもしれないな。
まさか、パテシェとかそういうのじゃないだろうな。
わー、ティメならありえる。
そんなの、僕には無理だ。
「で、でも…いってみる価値はあるよね!ティメの仕事先に」
ティメは一体なんのバイトしてるのか、知れる機会でもあるし。
そう、決心…したはいいけど、アイツ今どこいんだろ。
仕事中は携帯つながらないっていってたしな。
直接訊いてもどうせはぐらかされるし…
もしかして、パテシェの格好してるのみられたくないとかなのか。
変なところでアイツの羞恥心って発揮されるしな。
もっと、違うところでぜひともそれを持ってほしいと思うんだけど。
とりあえず、手近なケーキ屋さんでものぞいてみようかな。
すでに、僕の中では三段重ねの精巧なるケーキを真剣につくっているティメが連想されながら、兄貴の携帯にほんの少し遅くなるとだけ告げて、進行方向を変更した。
目指すは、駅近くの百貨店だ。
帰宅の道とは逆走になるけども。
まあ、行ってのぞいて帰ってくるなら、一時間のロスですむはずだ。
兄貴には、ティメの作ったおいしいケーキでもかって帰ろう。
「んー、いなさそう…」
さすが、百貨店のケーキ屋さん。
厨房がガラス張りで、サービス精神満点だよね。
でも、そこには、探し人の姿はなかった。
「あーあ、結構自信あったのに、パテシェ説…」
ほかに、高収入っぽそうで、ティメの特技が発揮されるとこってどこだろ。
まさか、日本料亭とか、そういうノリじゃないよね。
「おい」
かさり、袋の中のコロッケが揺れた。
「なんで、テメェこんなとこにいんだ…仕事はどうした」
「はい?」
無遠慮につかまれた腕。
結構な力だ…痛い。
「なにとぼけてんだ…今日テメェがシフトはいってんのはわれて…」
振り向けば、知らない男がいた。
ファーストインスピレーションは、色黒ってこと。
成りはいわゆるカッコイイ人に分類されるんだろうけど、どこか怖い。
なんともいえない、威圧感。
いうなら、野生の何かを感じさせる…でも兄貴の明るい感じとは違う。
だれ、しならい…。
こんな人、しらない…。
「もしかして、お前、スクか?」
~~~
レタスとスクじゃなくて、ほとんどスクの独白で終わってしまった事実にびっくりだ。←
打ち込み終わった時点では、タレ飯イメージが強かったのに…!
というか、レタスっていわなきゃ色黒男が誰かわからんですね。
そのまえに第一印象色黒って…いや、もうごめんなさい…。
ちなみにこのレタスはおそらく飯は全般好みだと思います。
スクやティメは無論、ツフルもノンパもミラもチョミも全部狙ってると思います。
だってレタスですから!にこ
そして、本命はやっぱりおかっぱ飯だと萌える。←
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