かわいい、かわいい、きみ。ぎゅって抱きしめていた。

というわけで、DBの真武道会１の短期連載二話目です。

こんばんは、マロンです。
今回のお話は、ビーデルさん視点です。
ビーデルさんの、初恋は少年悟飯だと信じて疑いません。
だから、金色の戦士が気になって仕方なかったんだよ…！
そんなお話。（まじでか）

青年悟飯の超化、マジでかっこいいと思います。
大体金色の戦士ってかっこよすぎだ…！
魔道着＋金髪＋碧眼もかっこよいと思うんだ。
色気もあると思うんだ。
やっぱり、ブロが出てくる映画のあの飯はめちゃかっこよい＋色気があると思う。

でも、アルティメだってかっこいい。
未来飯はいわずもがな。
飯はみんなかっこいい。


今日はおうち帰ってから、更新できたらいいなあ。
明日の夜から都じゃあーーーっ!!!!なのです。
金曜の朝に帰ってきます。
久しぶりの夜行バスです。
楽しみすぎて、寝れない気がしてきました。（遠足の前夜気分←気が早い）

ずっと
ずっと
あなたに　あいたいと
おもってました


＝夢の君＝　Ⅱ


テレビの中で、出会った、彼。
パパのビデオ…途中で雑音とか、砂埃とかではっきりとは見えなかったけども。
わかったのは、少年だ、っていうこと。
きっと、自分とあまり変わらないぐらいの、少年。
そんな子どもが、たったひとりで、たたかっていた。

金色の光を身にまとって…それは神々しくさえ、あった。

でも、
パパだって、苦戦しているのよ。
そんなの、子どもが戦えるはずも、ないじゃない。
どうして、だれもとめないの？
死んじゃうよ、あの子死んじゃう…！
ねえ、だれか、助けてあげてよ…！

結局、テレビは壊れて。
気づいたときには、パパが化け物を倒してくれていた。
私のパパはすごい、ってあらためて思った。
そのことが、誇らしかった。

だけど、ひとつ気にかかることがあった。
パパに訊いた。
金髪の少年がいたはずだ、って。
パパはあれはトリックだといって、相手にしてくれなかった。

できることなら、あの子に一度会いたかった。
あって、あって――

「悟飯くーん！」

突如、現れた金色の戦士。
でも、そいつは私たちを何度も助けてくれた彼や彼の仲間とは一線を画す禍々しさをもっていた。
こいつは危険、と思う。
こういう直感は、はずれたためしが、ない。

そのことを、伝えようと彼の気を探す。
すぐに、彼はみつかった。
だけど、彼の隣には…少年が、いた。

弟、かしら――
とても、そっくり。
悟天くんより、少し大きい…従兄弟かもしれない。

ううん、違う。
そんなんじゃ、ない。
やけに、胸の鼓動が、早い。
そんなはずはない、と思いながらも…直感は告げる。
彼、だと。

「実は、昔の僕なんです」

悟飯くんは、どう告げたらいいものか迷いながらも…教えてくれた。

「は、はじめまして…」

ちょこんと見上げてくる、少年。
薄く頬が色づいていて、照れているのかしら。
そのことに、驚きよりも、やっぱりという気持ちのほうが大きくて。
そして、それよりも――

「あはっ、かわいいー！ちっちゃーい！」
「わ、締め付けないでっ　苦しいですっ！」

かわいい、かわいい、きみ。
ぎゅって抱きしめていた。

「あわわ…ビーデルさんその辺で…」
「あ、こんなことしてる場合じゃない！悟飯君、あっちで金色の戦士が暴れているの！」

ほんとは、いろいろ訊きたいことが山ほどある。
でも、今はそれどころじゃ、ない。
ほっといたら、また地球が消滅しかねない。
だから、

「行きましょう！」
「へ、わ、わわわ…！」
「びびびビーデルさん！？」

大切な二人の男の子の手を握って、空を蹴った。


～～～
ビーデルさんに押されぎみな悟飯が可愛いと思います。

次は、いろいろ間はしょって、ついにアイツの登場です。
ネタバレみて、すっごく衝撃的だったので…。