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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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力尽きたで…す……

三つの発表なんて爆発しちゃえばいい。
よりによってぜんぶ専門に関することとか、余計爆死フラグだよね…!
こういうときに限って、後輩からもヘルプでてるっていう、ね!

というか、うん、これは無理かもしんない。ほんと。うん。遠い目。
いや、意地でも何か出すけど…迷うの次元超えて樹海に飛び込んでる気がする。
帰るとか帰らないって問題すら、霞んできたぜ…!


すみません、マロンです。
メールも拍手もお返事できてないダメ人間です…。orz
メールと拍手が癒しです。
荒みきった心が潤うってきっとこういうこというんだと思うんだ…!
師匠、ほんとにありがとうです、そして申し訳ないです…!
しかってくだされおやかたさばあぁあああぁっ…!!

とりあえず、明日までにまず第一稿あげてしまいたいので、もう少しこもってきます。
今の精神状況、ほんとタイトルどおり。


というわけで、更新やっぱり無理かもしれない。
いや、明日できたら何か出したい。
でも、やっぱり無理かもしれない…ので、ブログにエチャログあげときます。

れいのごとく、飯飯。ティメスク。
女装注意!






=勝者の憂鬱=


僕たちは馬鹿だ。
ほんとうに馬鹿だ。
今まで何度となく思ったけど、今回のはほんとうにどうしようもなく馬鹿だったと思う。

いやだがしかし。
いい年こいた大人にきいたって、まあ僕らぐらいの年代ではよく危ない橋を渡るっていうじゃないか。
ちょっと背伸びがしたくなるお年頃。
そう、皆決まっていうんだ。
「あれは若気の至りだった」と。

僕もいつの日か「あれは若気の至りだった」という日がくるのだろうか。
八十ぐらいのおじいちゃんになって、「おー、あの頃は馬鹿やったもんじゃったのう」とかなんとか。
いや、それはそれでいやだ。
そんな年になってまでこんな馬鹿な話引きずるなんて御免こうむる。

ちょっと、落ち着け僕。
混乱しすぎだ。なんで八十のころの話なんて今でてくる?
これはあれだ。そうだ、所謂現実逃避ってやつだろう。
こんなことしたって、何の解決にもなりやしないじゃないか。

「スーク♪」

と、思った矢先。
なんで見えないはずの言葉に音符が見えるのだろうかと思ってしまったのは…現実逃避なのだろうか。
いやいやいや、これは僕が疲れているからに違いない。
ああ。いつもなら条件反射ででるはずの突っ込みすらできやしない。

「なーに、浮かない顔してんだよー。男なら喜ぶべきシチュエーションだろうが」
「…あのね、僕にこういう趣味はないの!」
「えー、俺なら絶対喜ぶね!逆の立場だったら!」
「っ、罰ゲーム受けてんのはティメなのに、なんでティメが喜ぶようなことしなきゃなんないんだよ、馬鹿っ」


あーあー。
そうだ、確かに僕たちは馬鹿だった。
だけど、ちょっと聞いて欲しい。

事の発端は大人たちの酒席の場からこっそりくすねてきたお酒。
十六才って年は僕が思うにすごく微妙なお年頃なわけでして。
そういうのに、すごく興味を持たざる得ない年なわけでして。
…二人で飲んでしまったのだ。ほんの少し。
最初はそういうのやっぱ駄目だと思ったんだけど…二十歳以上が飲めるのになんで十六歳が飲んじゃだめなんだ、理屈としておかしい!とか力説する馬鹿に次第にのせられてしまったのだ。
大人たちが醸し出す酒宴の雰囲気に呑まれたのも、ある。

そうして、口にしたそれは…なんとも痺れた。
おいしいとか、まずいというより…からい、と思った。
喉が焼けるというんだろうか。なんとも、熱かった。

そんなことを考えているうちに気が付けば、杯を重ねてしまっていて…なんだか気分がよくなって。
いつもならしない、賭けゲームとかしてしまったわけでして。
何か条件を出さなくちゃおもしろくない、となったわけでして…。

僕が出した条件は『負けたほうは一日家の仕事全部やること』。
この馬鹿が出した条件は『負けたほうが一日メイド服着ること』。

今思えば、ここでなんとしてでも却下させるべきだった。
だが、そのときは『嫌なら負けなきゃいいじゃん』の一言にまんまとのせられてしまったのだ。

いやだがしかし。
…まさか、負けたほうにとってこの条件が嫌なものでないなんて思おうか。

確かにお酒をこの年で飲むのはいけなかっただろう。
だが、僕はポーカーに勝つには勝ったんだ。
なのに、なぜ今勝ったはずの僕がこんなに疲れてる?

「スーク、ごはんにします?お風呂にします?それとも…俺?」
「ごはん」

朝からハイテンションな、馬鹿。
この世界のどこに、メイド服着て喜ぶ男がいようと思うか。
いや、目の前にいるわけだが。
いわく「俺だって、別にこういう趣味はねーよ。でも、スクの反応、可愛いからな!」だそうだ。
ふざけるな。そう蹴り倒したいのは山々なのに、さすがに女の格好をしてるやつを蹴り飛ばす趣味はない。
ふわふわ黒のロングスカートに、白いフリルのエプロンという至ってシンプルな衣装だからこそ…こういう格好した女の子、みかけないわけじゃないし、なんとも蹴り飛ばしにくい。

もう何もかもが面倒になってとりあえず一番無難な選択肢を答えれば、にやり笑う馬鹿。
あ。
やばい。
この笑みはよからぬことを考えたときの、目だ。

「りょーかい、俺が心を込めて御奉仕してやるよ」
「…僕の話聞いてた?僕はごはんが食べたいの。今すぐ作ってよ。とびきり美味しいの。できれば和食。煮物とかじっくり煮込んで時間かかりそうなの。そしてこれ以上、その姿で僕の前、うろちょろしないで」
「へー、スクはそういうの趣味だったんだ?」
「は、僕は日本食が食べたいって…いってるだけ」
「俺もごはんで、スクも悟飯だからな!一緒にじっくり煮込んでやるよ!」
「っ、ふざけるなーーーーっ、何自分に都合のいいとこだけ取り出してんだああぁああぁっ」

まあ、そのあと…いろいろあったわけでして。
え?何があったって?
…正直、二度と思い出したくないから訊かないで。

翌日、僕は固く心に誓った。
もう二度とお酒は飲むもんか。


――そして、この馬鹿に二度と女装なんてさせるもんか。



~~~
あいかわらず、なぜかティメが女装してるうちのティメスク。笑
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