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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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連続投稿です!

というわけで、まだ前半部しか書けていませんが…おいていきます。
来ていただいている方に少しでも楽しんで頂ければすごく嬉しいです。

これから、ちょくちょくブログで続きあげていって…
まとまった量になったら、サイトに加筆修正しながら上げていこうかなぁ、とか考えてます。
6月から、ちょっと環境が変わるので…
でも、やっぱりまだ休止にしたくないので…
ブログならなんとかなる!…はず……多分…(弱気厳禁)

オラに時間を…!!!!
この滾る萌えを形にする時間を…!!!!





ゆめか うつつか
ふたつ まじって――


=カルマの坂=Ⅱ 前編


何かに包まれている。
とても、温かくて、柔らかい。
こんなの、はじめてだ…。

「気が付いた?」

ゆっくり、目をあける。
白い光は今まで闇の中にいた目には痛すぎた。
でも、それでも、この温もりの正体を知りたくて…
一度、眼を閉じて、また、開いてみる。

「…だれ?」

そこには、俺が、いた。

いや、最初見たとき、そう見えただけで。
目の前の男と、俺のパーツはいろいろと違う。
オールバックにされた黒い髪。
少し薄汚れた、黒い縁の眼鏡。
身にまとう服も黒色で統一されている。
これらは、俺が持つものとは、違う。
そして、何より…

「よかった…僕は…ライス。ここで牧師をやっている」

ほっと安心したように笑う、その表情が…俺にはないものだった。




その えがおが すきだと おもう
なんで?
さあ わからない…




「君は?」
「俺は……」

ライスと名乗る青年は、にこやかな表情は崩さないまま、尋ねる。
それが、普通初対面の相手には必ず求められるものであることは、知識としては知っていた。
だけど、実際にその場面に直面したことなんてなくて。
…そもそも、名乗ることなんてしたことなくて。

「…いいたくなかったら、無理していわなくていいよ」

何も言えず俯いていれば、そっと額に手が乗せられた。

「ここは、何人たりとも拒まない。ゆっくり休んでいくといい」

そのまま、また寝かしつけられる。
ああ、そうか。
最初に感じた柔らかさは、布団の柔らかさだ。
そんなことに、今更ながらに思い当たる。

流される、なんて今まで絶対になかった。
自分を保てないことは、俺の世界では死に直結することだから。
でも、今、この瞬間――俺はされるがまま、だった。


それでもいいか、と思えるぐらい…青年の手は心地よかった。


~~~
何のひねりもない名前でごめんなさい…
でも、変にいじりたくなかったので…!!!!
盗人と神父という組み合わせがすごく好きなので(また趣味に走ってます)、それがかけてすごく満足ですvv
神父という役職は絶対彼に似合うと思うのです…!!!

今週中に後編もあわせてUPしたいです…!
実習で討ち死に(笑…えないぜ!)しなければ…!
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