なのに、なぜ――なぜ、こうも、痛い。

やったね！今年初研究室お泊りさー！

こんばんは、マロンです。
うん、わかってたよ^q^
今日は帰れないって^q^

でも正直このお泊り、昨日までは予定なかったのになあ。
むしろ、ほんとは明日休みのはずだったんだよなー。
いや、休みだったのに、こなくちゃいけなくなるっていうのがすごく面倒だから、いっそいてやろうって思ったっていうか…。
とりあえず、ただ面倒になっ……あ。交通費も馬鹿にならないしね。

あーあ。
自分のことじゃないのに泊り込みっていうのがちょーっと切ないな。
まあ、明日は我が身。
自分自身やらなきゃならないこともあったので、おとなしくお手伝いします。


というわけで。
本日中のサイト更新、無理そうなので…ちょっとだけここにおいておきます。
記憶喪失の続きです。ティメサイド。
明日帰宅後or明後日にはサイトに加筆修正UP目指します…！！

俺は俺だ。
なのに、なぜ――なぜ、こうも、痛い。

「だったら、俺も、オマエなんか、いらない」

言い放てば、ひゅっとかすれる、音。
そこにあるのは、まるでこの世の終わりでも見たかのような、絶望か。
可哀相なぐらい蒼褪めて、ガタガタ震えだす。

くそっ、泣きたいのはこっちだ。
唯一、記憶にない青年。
皆がみな、それはおかしいと口を揃えていう。
でも、知らないものは知らないんだ。

自分のことなのに、自分だけわからない。
このモヤモヤが気持ち悪くて仕方ない。
なのに、あたかも俺が悪人だと…責める視線。

ああ。苛々する。
言われた言葉を返しただけなのに。

「いらない」そういわれた瞬間、冷水を被せられた気分だった。

今までだって、ずっとヒトリで生きてきた。
今更、だ。
なのに、なぜか、感情が制御できなくなった。
つい、口から、出てしまっていた。

ああ。苛々、する。
なんで自分だけ傷ついたみたいな顔、してるんだ。
こっちだって、傷ついたっての。

「来い」

そうだ、俺は傷ついた。
ちっと舌打ちをして、一度離した腕を掴む。
びくり震えられて、余計、イライラが、増す。

なぜ、苛々する？
放っておけば、いい。
いらないといわれたなら、こちらもいらないでいいじゃないか。
なのに、なぜ。

そう呟いた声がきこえたけれど、苛々しているから、こそ。
発散、させればいい。

青年は、震えたけども…抵抗はしなかった。
ただ、蒼褪めたまま…固まっていた。

「アンタは俺のこと、嫌いなんだろ？」

向かったのは、俺の家。

「そして、俺もどうやらアンタのことが、嫌いらしい」

もともと、最近の鬱憤が溜まりに溜まっていたから…発散しようとは思っていた。

「こういうのってさ、逆にキライ同士のほうが楽なんだよね。後腐れもないし、それに何も考えなくて良い」

それも、この青年の話であやふやになって…まあ、あの調子だとツフルんちに行くのは今日は無理だろう。
だからといって、女子に声をかける気分でもない。
男子なんて、もってのほか……だと思う。
ならば、なぜ？己の中の矛盾に気付き、苛々が、増す。

「だからさ――」

それらすべてを振り切るように、ベッドの上に青年を投げ捨てる。
ただでさえ蒼かった顔は、きっと白くなってるんだろう。
薄暗い室内でどうなったのかわからないが。

「代わりにアンタが相手してよ」



～～～
前の話とつなげないと、なんとも読みにくいですね…。
すみません、早くサイトにUPします…！

ようやく、ティメがなにか違和感を覚え始めてます…が、なんかあやしい方向にいってる^q^
あれ、どうしよう、ティメ暴走してきた…よ……？

ティメはティメで、みんなにおかしい扱いされてだいぶ参ってるってこと描きたかったはずなんですが…。
記憶喪失は忘れられたほうは勿論、忘れたほうもいろいろつらいんだよって…あれ、うーん。


完結目指してがんばります^q^