「…ほっかいろ代わりだからね」

今日は発表でした。
すんごい緊張感ある発表で、皆めちゃくちゃシリアスだったんですが…
なぜか私だけ御高評の時に、まず笑われました。
しかも、こわいことで有名な教授に、だぜ？
違う意味で…心臓ばっくばくだったんだぜ？


こんばんは、マロンです。
あと二ヶ月はこういうモードですので（どういうモードだ）よろしくお願いします。
なんだか、私はすっごく楽しんで今の研究やってるようにみえるらしいです。
…それは否定しないよ、だって素材そのものは大好きなもの選んでるからね！
でも、あれだ。やっぱり何万字も書くのはしんどいんだ…よ。


さて。
なんだかいろいろ寒くて仕方がないので…温まりたくて書いた小話残していきます～。
ティメスクです。

小話のログもそろそろまとめたい…いつもいってるね！

遠くで、雀の鳴き声が聞こえてる。
よく漫画とかで、鶏の鳴き声の効果音で朝の訪れを表現したりするけどさ。
実際は、中々鶏なんてご近所さんで飼ってるとこなんて少ないんじゃないだろうか。
精々、雀か…カラスぐらいが関の山な気がする。

「何時、だろ…」

朝からこんな変なトコに思考回路がまわるのは、目が覚めたわりに起きるか起きないか迷っていたりするからだ。
こんなこと考えてるぐらいなら、さっさと起きちゃえばいいんだろうけど。
なんだか、今布団からでるのは勿体無い気がする。
だからって、延々と朝の効果音について考えていても仕方ないわけで。
がさごそと枕元にあるはずの、四角い箱を手探りで探す。
少し腕を動かすのも億劫だったけども…時間を知らなきゃ二度寝していいかよくわかんないし。
今日の朝ご飯担当は僕だからなあ。
寝坊は厳禁、と。
がごんと微妙な音をたてたその箱を手元に手繰り寄せて、思わず眉を寄せる。

「うへーっ、４時５０分とか微妙すぎ

るだろうという言葉は布団の中にくぐもってしまった。
背後から、布団ごと抱きしめられたんだ。
…こんなことするのは、一人しかいない。

「…ティメ、起きてたの？」
「んー、はんぶん」

振り返らず溜息をつけば、要領の得ない答えが返ってきた。
起きるのに半分とかあるんだろうか。

「腕、離して」
「えー、いいじゃん」

むにゃむにゃとお決まりの擬音語を発しながらも、腕は緩めない弟。
コイツ…力だけは無駄にあるからなあ。
逆に意識があまりないときの方が手加減がない分、手に負えない。

「…おれ、あったまりたいの」

スクあったけえもん。
とかなんとか…呟く弟にもう腕を外させるのは諦めた。

「ティメのほうが体温高いくせに」
「んじゃ、おれがあっためてやるよ」

へへへと耳元で聞こえる笑い声。
そのなんともいえない幸せそうな声音に、これ以上しゃべらせる方が心臓に悪いと判断して。

「…ほっかいろ代わりだからね」

とりあえず、手持ち無沙汰だった腕を、絡めてやった。

～～～
寒かったから、なんか温かくなりたくて書いてみたティメスク。
…なんでこんなバカップルなんだろう。
というか、ナチュラルに同じベッドで寝ちゃってる二人…笑
ちなみに双子設定。
きっと、ほんとは二段ベッド。上がティメで下がスク。
なのに、下で一緒に寝てます…狭いよなあ、普通に考えて。
ま、冬だしいっか。笑