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こんにちは、はじめまして。マロンといいます。 ちょうど10年ぐらい前でしょうか…ドラゴンボールの悟飯ちゃんに再熱して、サイトを開設していたものです。サイトの方は、5年前に私生活が慌ただしくなったことを機に閉鎖し、今は倉庫として放置しています。 今更ながらに、悟飯ちゃん愛が再熱してきまして…それでも私生活が慌ただしいことには変わりないので、長続きするかもわかりませんが、しばらくの間、ネット世界の片隅でわーわー騒いでいたいと思います。
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更新しようと、メモ帳あさってたらみつけたのでひっぱりだしてみました。
あ、これWJじゃない…!あとでカテゴリー名かえてこよう。

こんばんは、マロンです。
しばしばここで呟いているジャンル…いや、あの、このジャンルについては読み専でいこうとは思ってるのですが、せっかく書いたので晒すだけ晒します。
中/日/中、米/英前提の日と英です。
にっさまといぎいぎは仲良しさんだと嬉しいというマロンさんの妄想のかたまり。
史実っぽい言葉でてきますが、史実とは一切関係ないのでご了承くださいませ…!!


あとこれだけは。
あ、あのですね!あまりにも可愛いにっさまとにーにーに見惚れてました…!(唐突に私信)



「…以上で、対ロシアの作戦コードはすべてだ」
「はい、承りました」

南下政策。
世界でもっとも大きい国土を持つといわれる帝国が、亜細亜にその手を伸ばしている現状。
手を拱いてみていられるほど、私たちは小さくもなく、愚かでもなく、賢くもなかった。

だが、私はよくも悪くも島国でした。
こんな東の果ての国に、どこの誰が手をさし伸ばしてくれるでしょう。
半ば絶望していた矢先、我が家の玄関先にいたのは――同じ島国であり、しかしながら…かつて、大英帝国を名乗った大国でした。
彼と結んだ同盟は、いまや何よりも心強い支えです。

「それにしても…」

今日は、列強ロシアとの戦いに向けての最終打ち合わせでした。
といっても、もう上司たちはそれぞれの任務遂行のため、接触はしていません。
ただ、私たちが個人的に…いざというときのための作戦コードの確認をしたにすぎないものです。

「緑茶は口にあいませんでしたか?」
「いや、これはこれでうまいと思う。そうじゃなくてだな」

じっと、両の手に挟まれた湯のみをみつめる同盟国に、ふと過ぎる不安。
ここは、やはり相手に合わせて紅茶を淹れるべきだったのでは、と今更ながらに後悔の念が湧き上がってくる。
紅茶の淹れ方はまだまだよくわかっていないから、ここは変に背伸びするよりもと思ってのことが裏目にでたか…と恐る恐る尋ねてみるが、彼はゆっくりと首をふって「違うんだ」と笑った。

「日本は…その、飲み込みが早いな」
「…お褒めに預かり、光栄です」

いや、その、偉ぶるとかそういうつもりじゃないんだけどな、素直な感想と思って聞いてくれ。
そう前置きをして、言われた言葉に、思わず目を見開いた…が、すぐに平静を保ってこちらも微笑む。
二枚舌外交といわれるこの方から、このようなお言葉をいただけるというのは正直驚いたのですが…まあ、実際数十年前にはなんとも一方的な条約を結ばされたものだったりもしたなんてことも、完全に忘れたわけじゃないんですけどね…、ほんとうにそう思ってくれているのだと思わされるその表情に、こちらも素直に受け取る。

「文字に残せば、それは悪用されかねませんから…こういう私用の密談でしたら、耳に残したほうが安全です」
「日本なら、安心して任せられるよ」

程よい温もりを伝えてくれる緑茶を喉に流し込んで、「日本の茶は落ち着くな」と微笑んだ同盟国。
ふと、記憶の面影が耳に蘇り、重なった。

――アイヤー、日本はほんと、飲み込みだけは早いあるねー。というか、漢字使えるようになったのはいいあるが、勝手に平仮名とか作んなある!我が茶もせっかくあげたのに、違う加工方考えるなんてひどいあるー。でも、これ結構うまいあるな。なんか、落ち着くある。こ、こほん。な、なんあるか、その目は。ま、まあ、今回だけは許してやらないこともないある。

「日本…?」
「あ、いえ。私が全力をだして列強ロシアにぶつかれるのも、イギリスさんがいてくださるからですよ」

ゆっくり首を振って、面影を追い出す。
私の行動に不可思議そうに首を傾げていた友人だったけども、私の言葉に真剣な色を纏った。

「…これ以上、ロシアの好きにさせるわけにはいかないからな」
「その気持ちは、私も同じです」

でなければ、私が剣を抜いた意味がありませんから…とは、咄嗟に飲み込んだ。
過ぎる、記憶。
 驚愕に見開かれた、瞳。
血に塗れた、両の手。
 絶望に沈む、瞳。
闇に染まった、世界。

あの人は、私が切りつける瞬間の最後の最後まで、怒りでもなく悲しみでもなく、ただ信じられないという目をしていた。

その目は、ことあるたびに、蘇る。
今、まさしく、私にまとわりついているように。
そのたびに、身を焼くような熱が体の中で暴れまわる。
…叫びたい。
剣の切っ先を貴方にむけたのは、理由があったのだと。
言い訳ばかりが、何重にも私を包んでいた。

だが、その引き金を引いたのは他の誰でもない、私自身。
たとえ、どんな理由をつけても、事実は変わらない。
今更、醜く過去に足掻く真似はしたくない。


「ああ、俺もできる限りの援助はする。もうすでに、情報操作…といってもロシアに不利になるような情報を流しただけだがな、はしているし、フランスとの港は塞いでやったし…」

もう、戻れないのだから。
私は、この手で道を切り開くと決めたのだから。
あの人の後ろについてまわって…狭い世界で満足していた私とは、決別したのだから。

「って、あ、えと、これはお前のためじゃないんだからな!俺のためだからな!」
「…ふふ、わかってます。ありがとうございます」

真っ赤になりながら、言い募るこの目の前の御仁も。
“弟”と呼べるべき人がいたのだと…お酒の場ではありましたが、聴きました。
たった一度だけ、貴方は酒に呑まれながら、呟いていましたね。
「どうして」と。
「どうして、裏切ったんだ」と。

「これからが正念場ですね」
「お、おう!」

きっと、貴方とその“弟”の間にも何かあったのでしょう?
私とあの人の間に、あったように――

でも、もう、戻れない。
人は…国は、歴史は、前にしか進めないのだから。



~~
日本と英は仲良しさんだといいなあという妄想。
日本は英といるとき、ふと中国兄さんと一緒にいたときのことを思い出すといい。
もちろん、全然違う二人なんだけど…というか兄貴はアヘン大っきらいですよね…でも、日本からみたとき、中国とは築けなかった空間をイギリスとの間にみつけて安心したり、泣きたくなったりしてるといいなあ、って。

私の中で、兄貴はひたすら日本をかわいがってるといいなあって思ってます。
史実はさておき、へたの中国兄さんはもう今じゃ日本のこと許す…というか「そんな些細なこと、我たちにはさして意味ねえーある。さっさと戻ってくるよろし」とか男前なこといってくれるとすごく嬉しい。
兄貴は、日本がメリカやイギイギと友好関係をきって…というか、ストレートにいうなら亜細亜に帰ってくることを望んでるといいなというドリーム。
もちろん、今の現状じゃ無理なことはわかってるから、そんなこと本人にもいわないし、無理強いもしないけど。
でも…日本は亜細亜に戻ってくる日が来るって信じてそうだなあって…ここらへんがちょっと米英と違う兄弟関係だと思ってるところかも。


とにかく中日米英の4人が好きすぎてどうしようもないってことですね!
どんだけ兄弟設定に弱いんだ、私は…。

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